現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

勤労感謝の日に

11月24日のナタネ

23日(火)勤労感謝の日
午前中はお米の精米と発送。辻井農園ではお米の発送にお隣の郵便局のゆうパックを利用しているのだが、今日のような祭日だとか土曜日曜は郵便局はお休み。お客様によってはお急ぎの場合もあるし、コンビニのローソンからゆうパックを出すということにしています。コンビニから出せることを知らなかったのですが、お客様から教えていただきました。コンビニはいつもビールを買いに行くところが近くにありますから大丈夫。


午後は次男の野球の練習を見にいく。今日は特に午後から風が冷たく吹いて寒い一日でした。やれやれ。選手たちは元気一杯、走塁の練習。うちのチームが今年全国大会にまで出られたのは、たぶんこの走塁がすごくよかったからだと僕は思っています。野球に限らず概ねスポーツはなんでもそうなんでしょうけれど、走塁はとくに一瞬の状況判断がものをいいますから様々な状況の中で、繰り返し練習しないといけませんね。


今朝の日本農業新聞に脚本家の倉本聰氏が札幌市であった講演会の内容を紹介している記事があったので紹介しておきます。

◎今を聞く
環太平洋経済連携協定(TPP)が締結されたら食料自給率は14%に下がると聞く。経済本位の動きの中で考え、農業を犠牲にして開国することが正しいのか。なぜ農業が虐待されるようになったのだろうか。
政府を含め「日本は工業、商業国家だ」というが、大きな間違いだ。われわれは食っていかねばならない。本来日本人は農耕民族で食は農耕によるものだ。それを忘れている。いずれ石油は枯渇する。流通は様変わりし、TPPのようなグローバルな交流は崩壊する。
農業をしながら脚本家や俳優を養成する「富良野塾」を立ち上げた。塾生は「食う」ことの原点を学び、農業に目覚めてしまった塾生の方が多い。農水省の職員も2、3年は土を知らなければいけない。徴兵制ならぬ「徴農制」を取るべきだと真剣に考えている。


ツッコミどころはいくつかありそうですが、まあ講演会でのお話のさらにまとめですからいたしかたありませんが、流通が様変わりする可能性というのは石油の問題だけでなく、外交の政治的な問題にあっというまに左右されてしまうのものですから、グローバルな交流や流通というものにあまり信をおき過ぎないほうがいいのではないか。それから「徴農制」はともかく、プランターでもいいのだけど、土に種を播く、植物の生長の様子や花や実をじっくり観察する、という経験をしている子どもたち、若者たちががどれぐらいいるのだろうか、と、我が身の来し方を振り返りつつ思ってしまうのでありました。


勤労感謝の日だということなのだが、健康で働けることに感謝したい。



24日(水)
朝はとても冷え込んで、霜が降りているところがありましたが、よく晴れていました。
その後次第に気温も上がってきて過ごし安い一日。午前中はひろげて乾燥してある大豆を掻き回し乾燥の具合を均一にしたりする。水分計ではまだ17%だったので、もうしばらくひろげて乾燥しなくてはいけません。で、箱形乾燥機の解体をする。まあ、もうしばらくひろげておけば大豆も乾燥してくるだろうということで、乾燥機を解体。午後は麦やナタネの様子を見にまわったりする。


夜は地域の広報紙の寄り合い。