欠陥教科書を回収しない横浜市教委


きょう発売の「週刊金曜日」の「メディアウオッチング」(高嶋伸欣琉球大学名誉教授)から

新しい歴史教科書をつくる会」(藤岡信勝会長)が、内紛後に短期間に作成して検定申請した。その後1ページ当たり1・35カ所の誤記などを指摘されて不合格。訂正して再申請後、136カ所の欠陥を修正し、ようやく検定合格となった。それでもなお、採択用の見本本で40カ所の欠陥を指摘され、それらを訂正した生徒用の供給本に、多数の誤記や裏焼きが見つかっている。
このような欠陥本を強引に採択した横浜市教育委員会は、同書の回収や訂正の措置を、自由社に求めていない。こうした事態に対して、浜教組が同書の使用を義務づけられている現場の組合員向けに、授業案の資料集を配布するのは当然だし、何ら問題もない。