岡田准一三昧
年始に映画を観に行った。
以前、ここで取り上げた『永遠の0』。
原作を読んだ時にはあまり泣けなかったが、映画では涙が止まらなかった。
登場人物の心の変化に、スポットを当てた脚本になっていた。
ネットで調べると、作者は映画やドラマ化のオファーを断っていたという。
そんな状況で、やっとOKが出たのが今回の脚本。
原作に忠実で、原作より分かりやすく、感情移入しやすい内容だった。
作者の了解というハードルが、脚本の質を上げたのだとオレは予想する。
映画で零戦乗りを演じるのは岡田准一。
そういえば、年末にも彼が主演の映画を借りて見てたっけ。
それは『図書館戦争』。
映画の内容は、うーん・・・正直言って、微妙だった。
この差はいったい何なのだろう?
どちらも岡田准一が演じているというのに。
後者の脚本は、配給会社の都合で作られてしまったのだろうか?
それを確めるため、早速オレは原作を買ってきた。
まだ読了していないのではっきりとは言えないが、なんとなく理由がわかった。
図書をめぐって抗争を繰り返すというのが、図書館戦争の世界観。
その現実離れした世界観が、オブラートのごとく作中の風刺を包んでいる。
映画では細かな風刺が省略され、オブラートの部分がメインとなっているのだ。
映画って難しい。
限られた時間内に凝縮されているので、細かい部分は省略されてしまう。
今後は、あらすじに興味が持てる作品を選んで観た方がいいのかもしれない。
さて次は、『天地明察』を借りて観ようかな。
知り合いに聞いたら、マジ顔でオススメされた。
そして、先日始まった新しい大河ドラマ『軍師官兵衛』。
今回の年末年始は、岡田准一三昧となりそうだ。
はてなダイアリー 今週のお題「私の年末年始」