今週のお題:深田久弥著『日本百名山』
今週のお題は『読書の秋』とのこと。
ということで、最近オレが、ちょっとずつ読んでいる本を紹介してみる。
――深田久弥著『日本百名山』
数年前に一筆書き登山で騒がれた、あの百名山を選出した本だ。
超有名な本なので存在は知っていたが、すごく難しい本だと思っていた。
百名山を選別する理由とかが、とても詳しく書かれているんじゃないかと。
実際に手に取ってみると、これが実に読みやすい。
山の歴史、選定の理由、そして著者の訪問記が絶妙なバランスで書かれている。
急行列車を乗り継いで山へ向かう描写に、なんとも言えない旅情を感じる。
興味深いのは、著者は天候などに意外と恵まれていないこと。
利尻岳、羅臼岳、斜里岳は霧に悩まされ、雌阿寒岳は火山活動で登れなかった。
まあ、今は浅間山や御嶽山、阿蘇中岳には登れないから、その描写は貴重だ。
登山はリアルなファンタジーかもしれない。
もしバーチャル登山が可能になったら、もっとファンタジーになるかも?
そんな作品を、某所の『日帰りファンタジー』コンテストに出品してみた。
中間発表は十月下旬。でも中身はアレなので、登山家のみなさんに怒られそう・・・
はてなダイアリー 今週のお題「読書の秋」
- 作者: 深田久弥
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (47件) を見る