juvenile:50年後の君へ 100年後の君達へ

ttanabe_com2008-10-11


私は「着物が当たり前になる日」が
いつかは来ると思っていますが
その実現には数十年や百数十年
少なく見積もっても三世代後の話になると思ってます
 
なぜなら着物が日常生活から遠のいたのは
百年近くかけて
「我々が」少しづつ遠ざけてきたからです
 
着物が遠ざかった理由は
いろいろ推測されていますが
 
十年前くらいから着物を着始めた「私」も
着物を遠ざけてきた一人であることに間違いありません
 
庶民の着物は
かっては織るのも縫うのも
自家製だった訳ですし
購入(物々交換)して着るにしても
数世代かけて「着続けてきた」わけですから
自分の世代で
着物を途絶えさせたんだと
私はとらえています
 
「環境破壊」と同じですね
他人のせいにしたり
他人のやり方にアレコレ言うよりも
まずは自分が改め
破壊した年月よりも
長い年月をかけて
少しづつ再生していかなければならない事だと思います
 
どんなに着物を着て
その良さを体現しても
「私」が着物を伝える事ができるのは
これから四半世紀から長くても半世紀が限界でしょう
 
だからこそ
将来の奥さんとともに子供達へ
親戚や地域や知人達とともに次世代へ
「継いで」いかなければならないのでしょう
例え私の世代で一時的に復活しても
継ぐものがいなければ
やがて潰えてしまうものだと思います
 
・・・・・
 
とは言え
子供達へ
無理強いしたり
理屈で説得しても
かえって反発するかもしれません
普通に接することが大切なのでしょう
 
子供の頃
親戚の方(父方の祖母の義理の妹さん)が
いつも着物に割烹着でした
思い返せば
そこで私に伝わったモノもあるのかもしれませんね
 
今わたしは
従姉妹の子供達に
着物姿で接しています
盆と正月の年に数回程度ですが
着物姿の私の体に
抱きついたり登ったりして
おっちゃんと遊んでいます
 
二十年後に
彼女ら彼らが大人になったとき
着物のおっちゃんに
会い続けているでしょうか
その時に着物の印象は
どう写っているのでしょうか
 
五十年後に彼女ら彼らが
着物を着ることもあるのでしょうか
それとも
まだ見ぬ私の子供や
他の子供達が
着物を着ているのでしょうか
 
百年後
その先の世界で
誰かが着物を着ているのでしょか
私は
きっと「君達」が伝えてくれていると信じています
 
注)このjuvenileはフィクションです(多分)

重陽(ちょうよう)の節句に関する重用なお知らせ

そろそろ旧暦の重陽節句です
酒呑みとしては
カツ、、、(もとい)
レツ、、、(もとい)
菊花酒(きっかしゅ)が
外せない訳ですが
残念ながら毎年
菊花酒は一月ほど遅れて呑んでいます


http://d.hatena.ne.jp/ttanabe_com/20061101#p2
http://d.hatena.ne.jp/ttanabe_com/20071104#p2

五節句
もともと中国で始まったため
日本の花の開花時期と
ズレがあるんですね
今時分でも菊花展は開催され
咲いている菊もありますが
ちょっと寂しい、、、
やっぱり菊の花を見ながら
菊花酒を愉しみたいじゃあないですか(^^)
だから
もう少し我慢 我慢

整理

連休の初日
ブログを読みかえしながら
追加した方が良い内容を確認してみました
 
1)礼装:あまり紹介していない
2)お洒落着:3)と混同(個人的には区別が必要と感じていない)
3)普段着:同上
4)仕事着:農作業着物を時々紹介
5)寛ぎ着:時々紹介
6)運動着:時々紹介・別サイトにMKVあり
 
少し2)3)に偏りすぎですかねぇ、、、
ちょっと意識しつ更新しますか
1)正絹でも
木綿の普段着着物の価格帯で
自分でお手入れ可能な礼装を
作れそうなので
試してみますか(^^)
4)5)6)は過去記事をまとめつつ
別サイトを移行しますか、、、

2)3)の区分は
人によって異なりますから
個人的には区別する必要は無いと思いますが
あえて作るなら
と言うより
以前からまとめたかった
既製品着物のレビューを
まとめてみようかな?
異論はあるかと思いますが
2)3)の区分を
2)誂えと3)既製品で分けてみようと思います
洋服と照らし合わせると
すりあわせやすいかな?
 
実際に洋服や着る物以外の「物」でも
レビュー記事でユーザー同士が情報交換していますからね
既製品着物(浴衣)は
てっとり早く着物に触れ一つの手段ですから
レビューの公開は着物姿を増やす
速効性のある方法なんでしょうなぁ
(その是非がわかるのは百年後の話ですが(^_^;)

絢結城紬

結城紬を着て
近所の牛丼屋へ


和達人のポリ長襦袢を重ねて


帯は古着屋さんで手に入れた細めな角帯
 
一部例外はありますが
私は着物を仕立てる時には
自己責任で洗える事を想定して仕立てを依頼しています