2月19日。
遅めの昼食を食べた後は高速道路をブッ飛ばして北(鉄原郡)へ向かった。
この日は北朝鮮との国境付近の非武装地帯を目指す。
非武装地帯は手つかずの自然が残っており鳥なども豊富だという。
以前NHKのドキュメンタリーでも見たことがある。
個人的にもぜひとも見ておきたかった場所。
さすがについたのは夕方遅くになってしまった。
かなり北へと移動。木は丸裸で何か荒涼としている。
とっても空気が冷たかった。北朝鮮で飢えている人は気の毒だと感じた。
小さな集落を抜けると田んぼが広がり、第一村鳥(人)発見。
「マナヅル」
出水で見るのとはまた違う感覚。何かうれしい。まったく違う鳥に感じた。
しばらく走ると。なんと!!
物々しい雰囲気のゲートが。銃を抱えた若い兵士ももれなくついていた。
ここが非武装地帯へのゲートらしい。ここもかなり関心があったので生で体感できて非常にうれしい。ニュースで見るのとはまた違う緊張感。
ゲートくぐるのには事前の許可が必要らしく、今回はパス。そのまま記念公園を目指した。
車を止めて近くからガンの群れの声。
大量のマガンが畑に生えていた。韓国に着いて高速道路を走っているとあちらこちらでガンの姿が目に付いた。かなり多い印象。
もっと、九州きてくれたらいいのに。
結局、この日は暗かったので一眼カメラはセットせず。コンデジで撮影した。
こういう場所。朝鮮戦争の激戦区だった場所。
で、
こういう記念公園。戦争由来の施設であることはこの公園の寒々しさ(気温も低いけど、気温の問題ではない)から容易に想像できた。
非武装地帯から人が入ってこないためなのか、結構しっかりした土塁がずーっと向こうまで続いていた。
先へ歩くとなんと。
「タンチョウ」と、「マナヅル」
素晴らしいセット。日本ではありえない。(ごくまれに出水では見られるかな。程度)
かなり感動した。
別の群れ。がらーんとした水田地帯にタンチョウ、マナヅル、マガン。なんという場所だろう。
本当に寂しい場所。厳しい冬を頑張って乗り切っていくのだろう。
ツグミ類が飛んだので確認。
「ハチジョウツグミ」
さすがは大陸。大連で見たツグミも9割以上がハチジョウだったように記憶している。