機材紹介 その5

私のメインの望遠鏡はミードの25センチF10シュミカセ。名前を「ユスティニアヌス号」と言う。もう20年くらい前に購入したもの。以前は星雲星団の観望に活躍していた。本来はフォーク式赤道儀なのだが、セッティングが非常に大変(滅茶滅茶重い)なのでお蔵入りしていた。しかし勿体無いので鏡筒部だけ外してビクセンのGPD赤道儀に載せて使っている。おかげで毎日の観測でもストレスなく持ち出せるようになった。観測準備&撤収に5分位かな。
三脚はバーダーの木製三脚を国際光器から購入。鏡筒の重量は11kgで赤道儀の搭載重量からは一杯一杯なのだがこの三脚のおかげかしっかり安定している。通常310倍で使っているが、びくともしない。
当初モータードライブだけで使っていたのだが、昨年スカイセンサーが生産終了との話に急遽導入した。「自動導入なんかいらねぇよ」という人だったのだが、使ってみると便利便利。もう手放せない。(^^;)でも調子悪い時は星図見ながら手動で導入した方が早い。
25cmユスティニアヌス号は主に9〜10等級より暗い星に使っている。それより明るい星は10cm叉は5cmの双眼鏡の出番。視野が広くて比較星とりやすいから。極限等級は我が家からは頑張って15等級くらい。空の暗い所で17.0等まで確認した事がある。もうちょっといけるかも。
もうすぐ20年選手なので光学系も古くなっている。主鏡にはカビが生えているし補正版も曇っている。先日補正板を取り外して水洗いしてみた。補正板って結構分厚くて重いのに驚いた。ついでに副鏡もアルコールで拭いてみた。掃除した後はどちらも綺麗になったのだが、極限等級は特に変わらないみたい。