10/25の日記で紹介したトレカに、新たな仲間が加わりました。セミコンプ状態のものを買うというズルイやり方から入り、一応満足していたものの、その後に本来の全体像や、何が足りないのかを知るにつけ、できるだけ揃えたいという気持ちが高まってしまいました。「カード」というアイテムには独特の魅力と魔力がありますね。小さなフレームの中に夢とロマンと感動、色彩・構図・配置の妙など芸術性、諸々の楽しさがいっぱい詰まっています。

そうとは知らずにレアカードを一枚購入していたことが、さらなる蒐集へのきっかけでした。 ここで、先日サイン入りカードのひとつとして紹介したこの「キカイダーを偲ぶジロー」(!?)が特別な品であったことを知ったのです。当時、抽選でしか手に入らなかったものだとのこと。先日の記事後半で紹介している『GENERATIONキカイダー』版サイン入りカードまとめて全部と、これ一枚が同じくらいの価格設定だったことにも納得です。予備知識なしであさる大人買いは怖いですね。しかし解説によれば、むしろこのカードは「サインなし」の方がレア(?)ということのよーな。複雑だ・・・。
『平成ぽんたの家』http://movyou.hp.infoseek.co.jp/

映画『飛び出す人造人間キカイダー』に登場するダークロボット、マダラスナトカゲ。一見、他の悪役とさして変わらない印象(ワルそうだが愛嬌がある)ですが、これも封入数の少ないレアカードなんだそうです。映画版の敵ということで、特別扱いされているのでしょう。そのような劇場作品の存在を今年DVD−BOXを買って初めて知りました。まだ観ていないのですが、特典映像の「予告編」だけで感動しています。TV版と違い、まるでつい昨日撮ったかのように鮮やかな映像に驚きました。フィルムサイズはわかりませんが、画面のきめ細かさや奥行きがまったく違うんです。制作者たちが映画を「本編」と呼んでいた時代の空気も何となく感じられ、ワイドスクリーンで観るジローの雄姿には、思わず感嘆の声をあげてしまいましたよ。

そしてこれもまた、たいへん希少らしいです。パッケージや、カードの種類リストにも掲載されていないという超シークレットな一枚(←この類のフレーズに弱い)とのこと。キカイダーのボディ周囲とスーツのラインにホログラム処理が施されていて、見る角度によって様々な色で美しく輝きます。基本的にはサインは入っていないようです。これをコレクションに加えられたことで、(「枠ホロカード」が6枚足りませんが、画の種類的には)めでたくコンプ達成!ヾ(●⌒∇⌒●)ノ ♪

こちらは前回紹介し忘れました。オリジナルカードアルバムについている限定カードということらしいです。「アルバムは汎用バインダーでいいや」と思っていても、そこに一枚限定カードが付いているとなれば買わずにいられない人も多いでしょう。どちらにせよ、まったくもって抜け目がない。新規シリーズとか出ちゃったらどうしよう・・・。

『GENERATIONキカイダー』シリーズより、ハンペンカードその2。やはり色調は少し緑がかっています。同シリーズが全何種類なのかも不明。図柄は物語終盤、赤地雷ガマに爆発四散させられたキカイダーを必死の思いで回収したハンペン。ジローの姿でバラバラにされなくてよかった・・・。子供としてはかなりショックが大きかったですが、それを結構あっさり直してしまうミツコさんにも驚きですた。うえだ峻さんサイン入り。

こちらは、放映当時売られていたミニカードに伴氏のサインが入ったもの。子供の手のひらにピッタリくらいのサイズです。なんかこのキカイダー、小首を傾げてかわいい感じです。

めんこの裏面チックなこの雰囲気も懐かしいです。僕らの頃でもすでに「古めかしい」というかレトリックな印象を受けたものでしたが、今みると尚更素朴で胸にしみるものがあります。

今回の目玉。
予定外に多数所有することとなった伴大介氏のサイン入りアイテムに対し、イチローこと池田駿介さんのものはこれまで一点も持っていませんでした。たまにネット上で見かけるものの、書道もたしなむという伴さんのものと比べ、ちょっとサマになっていない印象(すみません)があったため見送ってきたというのもあります。
ところがこれは、サインが入ることを前提としたカードのレイアウトと、小さい対象物においてさらにスペースを限られ、タイトにせざるを得ないながらも失われなかった、氏独自の勢いあるタッチとが相まって、とてもカッコイイ一枚になっています。気になっていたサインの湾曲がなく、ゼロワンらしく真っ直ぐに伸びているところが気持ちいいです。
これで、フィギュアとともに飾っている本郷猛、一文字隼人、風見志郎の3人ライダーとともに、イチロー、ジローのキカイダー兄弟を加え、堂々マイ・エターナル・ヒーロー5人の直筆サイン入りカードが揃いました。幸せだぁ。
(結果として本郷猛のみアマダのトレカじゃないということになりましたが、き、気にしないぞ!)

こちらは、キカイダーキカイダー01カードのパッケージ。リアルタイムで買っていない自分には、ある意味中身より貴重ともいえます。キカイダーは赤袋と青袋の2種類。ゼロワンは一種ですが、赤と青の間にちゃんと黒いラインがあるところが憎い。これは袋を赤青二種に分けちゃったらできない演出です。ゼロワンのスケルトン部センターを貫くこの黒ライン、作中の変身シーンでたいへん印象的。ジローと違い、決して揺れることなき完全無欠の正義の心を象徴しているかのようです。

さらに今回、幸運にも『変身ヒーロースナック』のカードをセットで入手することが叶いました。先にサイン入りなどバラで入手していたものもありますが、アマダのラインナップにはないスチールなど、かなり新鮮です。
キカイダー以外のものを集める意思はなかったものの、やはり連番で揃っているのは嬉しく、そしてどれを見ても懐かしい。『ゴレンジャー』にも当時は夢中になりましたし、『ロボット刑事』も好きでした。なじみの薄い作品の怪人たちにも、思わず笑ってしまうものなどいろいろありました。『イナズマン』カードの中には、珍しい(?)「伴直弥」名義のサインカードが複数あります。

フルタのキカイダーカードより「01対青ワニ」。今回、複数の貴重なカードをお譲りいただいた『平成ぽんたの家』管理人さんが、おまけでつけてくださいました。ち、チッチャス・・・ネット上で写真だけは見たことがありましたが、てっきり映画のチケットくらいの大きさなのかと。そういえば、ガムのおまけですもんね。いや、逆にイイです。これをきっかけに集めたくなってしまいそう。
でも、ハカイダーが一人ずつ怪人ちっくなロボットに変身しちゃう設定は辛かったなあ・・・

キカイダーは行く』を聴きながら眺める至福♪
フィギュアもカードもポスターも「飾ってナンボ」ということで、高額だろうが希少だろうが、傷むことはあまりおそれずに楽しく飾っていきたいと思います。
自分なりに満足できるところまで揃えられたので、このあたりでカードもひとまず打ち止めにしようかと思いますが、この立体写真カードだけは、「当時物」は守備範囲外としながらも気になって夜眠れません。
にほんブログ村 テレビブログ 特撮ヒーローへ