◆ バブル再臨

はてなにログインするときに、上のところがひなまつりバージョンになってましたね。今日だけなのかな?
今日は図書館行くついでに本を買いに行ってきました。あずまきよひこさんの『よつばと!④』と伊藤理佐さんの『ぴーたん⑥』は普通に購入したのですが、志村貴子さんの『放浪息子』を買おうか迷いました。けっきょく放浪息子は置いておいて、Rozeさん(元気に消化活動してるんでしょうか^^)がお勧めしていた甘詰留太さんの『年上ノ彼女』を買いました。エロいよー。
でも、決意していたほどはアクティブに行動できなかったような。時間を巻き戻したい! そんな話。


長谷川敏司『円環少女 (角川スニーカー文庫)』角川文庫,2005


長らく積んであったのを読みました。まあ、すでに二巻が出ているのですが。
①と書いてあったので設定とかだけで終わるかと思いきや、一応完結の形になっててよかったですよ。わりと細かく(てか魔法の体系が多い)書いてあるので最初理解するのに私は慣れが必要でしたが、かっこいいのでよしとします(笑)
いろんなことができる魔法使いに、一般人でも対抗する手段を持ち得る点が面白いです。うまく物語の中に組み込まれていると思います。
魔道師公館の専任係官である仁と刻印魔道師のメイゼルちゃんの視点が主だと思っていましたが、普通の少女・きずなの主観が出てきたりと多様です。
で、このメイゼルちゃんがいい少女。「変態よばわりしないで! あたしは、強い相手やきれいな子の泣き顔を見たい気持ちが、人よりちょっとはげしいだけなんだから!」とか言うちょっと変わった小学生ですし、仁に対しては「せんせ、あのひとのおっぱいすごく見てた……」と嫉妬したりメロメロな発言を繰り返します。一言でいえば性格破錠者ですな、うん(-ε-)
この子だけでも話をもっていけそうなのに、やっぱりそれ以外でもスパイスがきています。戦闘シーンでは神音魔術というものが出てくるので、メインではないにしても音の描写なかなかよいのです。いままでの小説のイメージかもしれませんが、きれいな感じです。
メイゼルちゃんとためをはるのが、魔獣使い・瑞希の扱う《大気泳者》スピッツ・モード。彼は言動もそして格好も超一流です。おしくらむは出番の少なさか……。
終盤のきずなの行動は考えさせられるものがあります。いや、きずなに限らず仁やメイゼルちゃん・悪役も含めそれぞれの信念のもとに動くので読んでてあきませんよ。その分、前の二作に比べてすぱっと綺麗な終わり方はしませんが、そこがいい。
「背中を見せたいんじゃなくて、メイゼルちゃんの気持ちから目をそらして背中をむけているだけ」「夕暮れは、思い出も現前する景色も同じ赤に染めて、過去と現在を交錯させる魔法だ。」
上は印象に残っている言葉です。後者はとくに珍しいわけではありませんでしたが、話の流れをあわせると好感触でした。
話変わって、次回へ続くといえば電撃の五月分の情報がきてました。電撃大賞受賞者では、やっぱり小河正岳さんの『お留守バンシー』続き出るみたいですね。杉井光さんの『火目の巫女』が出るとは思ってませんでした。どう続きなのか楽しみです。
そのあたりを見てると、鎌池和馬さんの『とある魔術の禁書目録⑩』の文字が。あれ、一月に出したし四月にも出すんじゃないの?! 書くスピード落ちないのですね、すごい。


この小説が好きな人にお勧めする③
③ GUNSLINGER GIRL② ウィザーズ・ブレイン① 天になき星々の群れ
①長谷川敏司さんの『天になき星々の群れ―フリーダの世界』襲われた人たちを不可抗力ながら守るフリーダがいい。→感想
三枝零一さんの『ウィザーズ・ブレイン』シリーズ。SF的の要素言語にほれぼれしてくださいな。→感想
相田裕さんの『GUNSLINGER GIRL 1 (電撃コミックス)』シリーズ。魔法は出ませんが、キャラ関係が似てるかな。