◆ 昨日に続き荘が舞台です

昨日のテレビチャンピオンを見ていて、選手の技術を「すばらしく魅せる」のと「きもく見せる」の二つのタイプの挑戦があるなと思った海獺です。
午後から久しぶりに友人宅へ乗り込み、だらーりとおしゃべり。とくになにかしゃべってたわけじゃないけど、まあ楽しかったのですよ。その友人はコミケに誘われているらしいので、行け行けとプッシュしときましたが行かない模様。残念だ。
昨日の夜にピークだった、窓の外は雨〜雨が降ってる〜な状況は終わりましたが、逆に今日は暑すぎ。なんとなく夏が近づいているんだなと感じました。花見をやっていたのもとうの昔。小説の中ででも桜を愛でようと思いまして。

この路線を続けて欲しいな〜ラブxミステリ


岩久勝昭『うれしの荘片恋ものがたり ひとつ、桜の下 (富士見ミステリー文庫)富士見書房,2006   類似検索


ごとPさんの表紙イラストに惹かれて買ってしまいました。富士ミスが二ヶ月連続で送る初体験プロジェクトの一つ。うれしの荘を舞台に主人公の直志が日常の謎を解いていく話。ああ〜、先にやられた。ラノベのミステリには日常の謎が合うと思っているので、今年富士ミスに応募しようと企んでいたのに。まあ、私が読んでいないだけで、すでに富士ミスから出版されていたものがあるかもしれませんけどね。というわけで、話の骨格的にはもろ私の理想で文句なしです。さらには、挿絵はごとPさんですし。
舞台となるうれしの荘はスーツに木刀という奇抜なスタイルの寮長(直志の姉)をはじめ、寮生たちもゴスロリやらチアやらでみんな個性的。ちなみに主人公の性格は帯の一文「僕は、君という名の謎を解く。」で端的に現されているかと。
そんな直志は、うさぎのぬいぐるみが勝手に移動した理由やなぞなぞっぽい暗号を推理します。謎が提示されると同時に、テンポ良く解決していくのでミステリ分としてはわりと軽めかな。で、印象面が押し出された文章でリズム重視です。桜ってはかないイメージが付きまといますしね。
時間軸上のラストが最初に来ているからでしょう。この物語の終わりは桜のようにパッと散ってしまう感じを受けました。読み終えてからも桜の幻想的な世界から戻れないみたいに。なにはともあれ、L・O・V・Eとミステリの富士ミスにはぴったりじゃないでしょうか。


③ 氷菓 Amazon② 僕と先輩のマジカル・ライフ Amazon① 時計を忘れて森へいこう Amazon
この小説が好きな人にお勧めする③
光原百合さんの『時計を忘れて森へいこう』学生寮ではなく森そのものが舞台です。→感想
はやみねかおるさんの『僕と先輩のマジカル・ライフ』恋愛ではなく超常現象を扱ってます。→感想
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シリアスxクライ


Air「な つ〜summer〜 」「つ き〜moon〜 」「ひかり〜light〜 」


撮りだめしていたのをみました。過去編の「なつ」と「つき」の二話と鳥さんになってからの「ひかり」です。原作を一度やっているからなのか、けっこう分かりやすかったと思います。演出方法の違いなのか、原作では泣かなかったようなところでもうるっとくるところがありましたね〜。ソラの活躍がより分かりやすかったですよ。ポテトとソラっていいコンビのような^^
壮絶な呪いの話である過去編も、自然がすごくきれいに描かれていて途中までは嫌な雰囲気がなかったな。往人にしても柳也にしても男キャラが二枚目のような三枚目のようなところがいい感じ。SUMMER編も終わりAIR編も次回あたりにいよいよ佳境へ突入。来週が楽しみです。