◆ 黒ナースをいかに普及させるかについての考察

はてなのタイトルロゴのアーカイブってあるんですね。知りませんでしたよ。(ここ
父親が珍しく風邪を引きました。薬でなんとかしてます。私の家は、ほとんど医者に行きませんからね〜。危険な状態に陥ったら医者に行くのでしょうが、その判断が難しいわけでして。

ネイチャーって英語で書かれてるんじゃないのかなヒールxコミカル


月見草平桜乃きらほの魔法医カルテ (MF文庫J)メディアファクトリー,2006


どんな話なのかまったく知らずに読んだら、最初の展開に驚いた。だって主人公・きらほが朝起きると突然お尻にしっぽが生えていたとかだし。で、ついでに言うとこれがクラスメイトの秀才で美形でスポーツ万能な朝永にばれちゃいます。女の子のお尻に生えてるしっぽが男にばれるんだから、やっぱりしっぽ以外にもいろいろ見られちゃうお決まりのパターン。万歳。
委員長というあだ名だけど委員長じゃないきらほの友人・智子に相談したりしますが、結局は超常現象的な病症を解決する医院に駆け込みます。だけど、手術するにはお金が足りないわけで、体で払うように迫られます。最初は拒むものの、語尾に「にゃ」がつき始めるなど、しっぽから始まった変化は範囲を広げていくため、なし崩し的に体で支払うことになります。万歳。
親にも見られたことのない恥ずかしい場所を見られ、奥まで突っ込まれ一つ大人になったきらほは、弱みを握っている医者のいいなりになることに。最初は契約だからと嫌々だったきらほも、もともとナパーム弾と呼ばれていたほど直情的だった性格がわざわいしてか、新しい世界に目覚め始めます。「恥ずかしいから、あまりいじるな」という言葉が印象的。万歳。
二話目の「きらほの往診」では、大金持ちなハーフの女子高生・鞠菜ちゃんが巻き込まれます。医者にはひどいことをされ、きらほからもトイレで服を脱がされ、生まれたままの姿にさせられるなどの仕打ちを受け、鞠菜ちゃんは死ぬことを決意します。しかし、その決意もむなしく気を失っている間に、きらほの手によって医者の下に運び込まれます。「プルンと小ぶりな林檎を二つ並べたような真っ白い双丘が露になる。」という描写が印象的。万歳。
さてさて、このシリーズの特徴はトラウマとの対決だけじゃなく体の治療もすることでしょうか。もちろん、普通の手術とは違うわけですが、なかなか面白い手術シーンが展開されています。魅力的な鞠菜ちゃんも、次回からはレギュラーキャラになるのかな? 続きも読んでみたいし、鍵師シリーズのほうも読んでみたいと思う。
ブクマ感想集同著者類似バッチ
③ ガウガウわー太 Amazon② 世界は悪魔で満ちている? Amazon① 夢界異邦人 Amazon
この小説が好きな人にお勧めする③
①水落晴美さんのシリーズ。『夢界異邦人―眠り姫の卵 (電撃文庫)』心を治す能力を持つ者たちの話。
②相原あきらさんの『世界は悪魔で満ちている?』似てなくなくもないことはない。→感想
梅川和実さんの『新装版 ガウガウわー太 (1) (IDコミックス REXコミックス)』動物と話せる少年が獣医を目指す話。→総集編①感想


郁雄/吉武『きせきのハオル


あまりに強くなりすぎた剣士・ライラク丸が自分の信じる正義のために助太刀業を始めます。「天女石」なる石像の奪還を依頼されたライラク丸。人間ならざるもののに阻まれ失敗しますが、その石像に似た少女・ハオルから自分の身を守ってくれと依頼され騒動に巻き込まれる話。江戸時代とかそんな雰囲気を持ってます。原稿用紙換算47枚の短編。
どうも元々は漫画の原作として企画されたものらしいです。原作ということで漫画表現をつけたら面白くなりそうな表現・装飾もありますが、この物語のテーマは、黒幕とも言うべき蟷螂斉との決闘場面で語られるように王道。なんとなくサンデーとかの絵が合いそうな感じ。
さて、郁雄/吉武さんの小説は、次が今のところ最後で本命作品。九百枚あるそうなのでじっくり読みますよ。

いったいどこへ行くんだこの話はシリアスxシリアス


くさなぎ俊祈『少年進化論plus 2 (クリムゾンコミック)集英社,2000


父親の直樹が、十六歳と偽ってアイドル業をしているシリーズ二巻目。相変わらず泉ちゃんだけが私の頼りです。
息子の砂名がいじめられていると確信した直樹が入れ替わって学校に潜入します。直樹の破天荒さも学校だとなんだかなじんでいるような。直樹と砂名を目の仇にしているアイドル・志度やその社長がやたらと絡んできて重苦しい雰囲気。病院にいる直樹の奥さんには一体なにがあったんでしょうね〜。本棚を探ったら妹がこのシリーズを持っていたので、まず一番最初の話を読もうと思います。……ああ、買うのを急ぐんじゃなかったorz