悪魔のミカタ666 6

悪魔のミカタ666〈6〉ノットB  Amazon
燃える7コミカル3
うえお久光悪魔のミカタ666〈6〉ノットB (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2009
シリーズ感想
うえお久光さんの作品感想
内閣情報調査室/別室の室長・大隈が、ノビやエムと出会うことから始まるシリーズ19巻目。いつの間にかこんなに長いシリーズになっていたんだな〜とちょっと驚き。
ノビに説明するという形で、知恵の実の基本ルールなどが再確認できるのですが、これを読んでる時点でなんだか術中に嵌っているような気がしないでもない。ようやく悪魔の味方の見方についても言及が出てきましたよ。


美里と宮地の対峙シーンも熱いです。女子高生とは思えないこのやりとりはなんなのさ。私は微妙に宮地応援派なんだけれどもなにか。
それにしても、さすがに色んなところで暗躍が起きてて、頭の中でまとめるのが大変です。いらない子ってのがいないような……いや、そうでもないか。モブだと思っていたキャラにこそ光が当たっていく展開なのか。
やっぱり戯言シリーズみたいな流れになっているように思いますよ。明かされる真実は嫌なものばっかで、どこまで行くんだろうとは思いますが、期待したい流れではあります。
まあ、戯言より安心できる雰囲気ではあると思っちゃいますが、考えてみれば1巻でどかんと大きいことやってるわけで。決して安心とは言えません。これまでお約束として流していた部分に踏み込むわけだし、何が出てきてもおかしくないな〜。


ノビ視点で描かれているので、同じではあるものの、コウの話とはまたちょっと違った感じが楽しめます。どこまで先を考えてストーリーを練っているのか気になるところ。
……コウサイドの話といえば、美里は一体三人への密着取材を通して、何を目撃したんだろう。美里の覚悟を上回るようなものだったんですかね。