いつもボケボケのカナタさんですが、今日は尚一層ボケボケでしたね。直前に見たばっかりなのに、なんでスニーカーとホラーと間違えるかな〜?折角の米澤穂信も台無しってか。
で、ここからは言い訳です。(^^ゞ
きっかけは何か、つーと、今読み中の「日本怪奇小説傑作集Ⅰ」ですわ。ここで、「角川ホラー文庫」の文字を見ちゃったんですよぉ。(ショーモナイナ、全く。)
第1巻は、1902年小泉八雲から1935年佐藤春夫まで17編収録されているんですけど、今は、14個目の大佛次郎「銀簪」まで読み終えました。その前の江戸川乱歩の「鏡地獄」も気色悪かったけど、この「銀簪」が、メチャクチャオトロシイです。本捨てたくなりましたわ、私。(とかいいながら、好き好んで読むわけだけどね。)

あんまり、気持ち悪かったんで、ちょっと休憩して解説を読みましたら、この本、1902年(小泉八雲)から、1993年(高橋克彦)までを、ほぼ30年ずつ計3巻で、日本の怪奇小説を網羅する素晴らしい企画本でして、その最後の1993年というのが、角川ホラー文庫日本ホラー小説大賞の発足の年なんですと。この3巻のあとは、ホラー文庫を読めというわけだな、フムフム。

米澤穂信「愚者のエンドロール」。

愚者のエンドロール (角川文庫)

愚者のエンドロール (角川文庫)

書店の方では、何故かホラースニーカー文庫の写真が出るわ。あの表紙は一体誰?
今回も、大変面白うございました。ホータロー君は、省エネ、やめちゃうのかな?それともちょっと痛い目にあったから、やっぱり省エネに戻るのかな。続きもさっさと読まないとね〜。
さてさて、この作品は、アントニイ・バークリーの「毒入りチョコレート事件」のオマージュだそうですが、読んだことがないので比べられないのが悔しいじゃありませんか。ホームズも、全然読んだことないんだよね〜。ああ、でもそれに手を付けると、又収拾がつかなくなるよな。

書店のレヴュー

氷菓」の続編。文化祭が近づき、古典部の文集の仕上げに忙しい最中、二年F組の製作したビデオ映画の謎を調査することに。◆今回は長編。問題のビデオ映画はミステリー。脚本の担当者が病気で倒れ、最後まで作られずに終わった映画の結末を予想する・・・というお話。やらなくてもいいことはやらない「省エネ主義」の奉太郎も、今回は、「女帝」入須冬実に言葉巧みに乗せられ、つい本気を出してしまう?◆前作に比べて、画然にミステリー色が濃い。密室の謎、シャーロック・ホームズの作品のヒント、そして隠された真意等々、実に凝った作りになっている。女の怖さを思い知った、ちょぴり苦い結末も、なかなかいいね。06/07/26★★★