uminokanata2012-05-23

土曜日に田植えの手伝いへ。当然日焼け止め、虫除け、完全防備。
がしかし。
作業を終えた後、茶など飲んで帰り支度を終えたとき、ばあが畑のほうれん草を持っていけ、というから、つい軽装で出てしまい、気がついたら『ブヨ』に4箇所(右手2、左手2)も咬まれてしまって。
もうね、はれて痛いし、かゆいし、で大変。家にあったムヒじゃ全然効かなかった。ツルハにいって薬剤師さんに「こんなんなってるんですけど?」と見せて薦めてもらったやつが、よく効きました。
ブヨ、恐るべし。
私もそこそこ田舎育ちだからブヨの存在は知っていたし、咬まれたことも何度かあったのだけれど、恥ずかしながらその「形態」は知らなかった。いや、蚊のすごいやつ?と勘違いしてたのだった。
夫の人に聞いて、ネットで調べて、初めて知った。そういや、ブンブン飛んでたぜぇ。夫の人も今回めっちゃ咬まれたのだけれど、耐性があるのか腫れもせず。自分って虚弱なのかしらん。

「夢違」恩田陸。

夢違

夢違

夢を可視化できるようになった時代のお話。
とっても面白かった。昔の恩田作品を思い出させるストーリー展開。そして謎が謎のまま終わっているのも昔よく読んだような(笑)。それでも大満足でした。不思議現象が続々と現れワクワク、テンポよく読みやすかったのでついつい引き込まれました。荒唐無稽なことも、ありえるように思えたのは、やはりさすがって感じ。ラストはロマンチックね。
読後冷静になって思い返すと、つっこみどころ満載、でも読んでるときは気にならなかったからこれでいいんだ!

「ブラック・アゲート」上田早夕里。

ブラック・アゲート

ブラック・アゲート

人間に寄生し繁殖する蜂がもたらした混乱と収束の予感……。近未来的お話。
寄生された人のほとんどが死に至る恐怖と、それに対抗しようと必死になる人間のパニックぶりがとってもリアルだった。人は完全じゃないから、将来似た災害に見舞われたときには、こういう状況になることは覚悟しておかないといけないな、と思いました。いずれ人類は乗り越えられると希望を持ちつつ、それまでは冷静な判断と死ぬ覚悟、、、んんん?
この主人公は幸いだよね。私は狭量だから、ずるい、とも思ったけど。こういうときにこういう幸運を手に入れられる人に私はなれないだあ、きっと。