信州松本・国宝松本城氷彫フェスティバル

 最低気温が−10℃前後にもなる真冬の信州。氷の彫刻を制作して展示するイベント、「国宝松本城氷彫フェスティバル」が、1月26日〜27日開かれた。長野県内外から12組の氷彫刻家の職人たちが、寒い中、夜を徹して氷で彫刻を制作して腕を競う。制作された氷の彫刻は、松本城天守をバックに内堀沿いに展示され、人々を魅了。一日、大勢の見物客が次々訪れにぎわった。

 温暖化とパーティなどでの氷の彫刻の仕事の依頼の減少で、全国的に氷彫のイベントが減っているという。信州でも、軽井沢の氷彫刻国際展もなくなった中、氷彫フェスティバルは、野外で氷の彫刻が見られる貴重なイベントだ。松本の氷彫フェスティバルも、以前は氷彫の数がもっと多く、松本城以外でも展示していたが、今年は本会場の12組のみでちょっとさびしい。