松本・薄川河畔に万葉歌碑「「信濃なる筑摩の川の細石(さざれし)も 君し踏みてば玉と拾はむ」

なんと、私の好きな万葉集・東歌の相聞歌、「信濃なる千曲の川の細石(さざれし)も 君し踏みてば玉と拾はむ」の碑である。信濃の大河、千曲川の名が、歴史上の文献に最初に現れるのは、万葉集の巻14の3400、東歌(あずまうた)の信濃の国の歌、相聞の4首の一つ、この歌といわれる。

 その千曲川河畔とは遠い中信の松本になぜこの歌の歌碑が?もっともどこに万葉の歌碑を作ろうと自由だろうが...。松本・薄川河畔には筑摩(つかま)という古くからの地名があり、ここの歌碑の文句は、「信濃なる筑摩の川の...」となっている。