コダックセピアトナーを試す

 もうずいぶん前になるのだけれども、なんとなく買ったコダックセピアトナー(Kodak Sepia Toner)でセピア調色を試してみた。このコダックセピアトナー、ビックカメラではいつもうっているのだが、ヨドバシカメラではうっているところを見かけない。

 感想としては、とにかく臭い、これに尽きる。調色はくさいというのは聞いていたのだけれど、これほどとはおもわなかった。においは硫黄のにおい。温泉のにおいである。直前に草津温泉にいっていたので、まっさきにこれは草津温泉だ、とおもった。が、草津温泉の湯畑よりはるかにくさい。チョイナチョイナどころの騒ぎではない。粉をあけて混ぜるときに油断していたので、一分近くも思いっきりむせってしまったほどである。

 肝心の色の調子であるが、特にこれをセピア調色したいというプリントがあったわけではなく、ただ単にセピアトナーを使ってみたいというだけでやったので、ふーん、という程度の感想しかもてなかった。正直また試してみたいとは思えなかった。ただ、温黒調の印画紙のプリントとは明確に違うので、これが合いそうなネガがみつかったらまた試してみるかもしれない。