The workers are goin’ home

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転職支援会社主催のセミナー。3日間コースの最終日。
毎朝憂鬱だったし、いろいろ喋る機会が多く、時間は長くない割に疲れたものの、いろいろと勉強になったり気付いたりすることがあったりで、結果的には良かったのではないかと思った。
終わった後、こちらに出てきている母と日本橋で待ち合わせて、うなぎをご馳走してもらう。涙が出るほど美味しかった。

琉球ロマネスク『テンペスト』原作:池上永一 脚本:羽原大介 演出:堤幸彦 出演:仲間由紀恵 山本耕史 福士誠治 安田顕 伊坂達也 西岡徳馬 生瀬勝久 他@赤坂ACTシアター


2度目。端っこの方だけど、前から4列目で観る。
原作、結局1巻目の20ページくらいしか読めなかった。本当に最近小説が読めない。
しかし、いやぁ、舞台って、観る場所によって迫力と観え方が全然違いますね。疲れていたので途中で帰ろうかとも少し思っていたのだけど、結局最後まで観た。今回は、劇場の全体像はつかみづらかったものの、役者の顔や表情がはっきり観えて、とてもよかった。
仲間由紀恵は、どこをどう切り取っても仲間由紀恵としか言いようのない演技で、もはやプチ吉永小百合化している(吉永さんより演技は上手いと思うけど)。山本耕史はやっぱり男前だし、今回は、安田顕の熱演も良く観えて、輝いていた。福士誠治は、今までドラマとかで観た印象で、勝手にいい男役しかできないだろうと思い込んでいたけど、こんなに演技できる人だとは思っていなかった。
また、この舞台を成立させているのは、聞得大君役を怪演している生瀬勝久だと改めて思った。
約3時間にもおよぶ舞台なのに駆け足な印象を受けてしまうのは、やはり原作が大長編だから仕方ないのだろうな。
中途半端なギャグや、映像の多用、あらすじをなぞるだけのように時折投げやりのような演出をするのは、いかにも堤幸彦らしい(二十世紀少年然り)。
くどいようだけど、この舞台が面白いのは、原作がとてつもなく面白いからに違いない。