PING G25 アイアン

今月最初のブログ更新。
最近ゴルフネタと旅行ネタしか書いてない気がするが、今日もゴルフネタ。

今年に入って90を叩くことなく過ごしてきたが、先週日曜日のラウンドでついに90(ピッタリ)を叩いてしまった。

相変わらず ドライバー絶好調!…からのアイアンミス! の流れ。


もう4年以上使っているので、そろそろアイアン買い替えたいな〜と思ってたところにこの状態が来て、益々買い替えモードに心は動く。

色々調べてみて、PINGのG25アイアンがアメリカでも日本でも評価が高く、絶賛されていることを知る。
日米双方のHOTLISTでGOLDを受賞し、アマチュアからプロまで幅広く支持しているらしい。


※HOTLISTとはアメリカのGolfDigest誌が毎年行っているゴルフクラブの評価イベントで、
その年にノミネートされた多数のクラブを様々なレベルのアマチュアやプロに試打してもらい、採点結果をまとめ、優秀クラブを表彰するというもの。
優秀クラブにはGoldかSilverが付与され、今年はアイアン部門で30本位のクラブが表彰された。
数が多いのはそれだけ評価が分かれるということ、メーカーへの考慮もあるのかなと思う。

2012年度からは日本のゴルフ・ダイジェストでも日本版HOTLISTが実施されるようになった。
今年度のアイアン部門受賞数は15(Gold5、Silver10)と本家の約半分。日本の方が評価が厳しいのか、そもそもエントリー数が少ないのか。

ちなみに2013年度のHOTLISTにおいて、日米双方でGoldを獲ったアイアンは、G25アイアンのみ。


もともとPINGのGシリーズはPINGの中で最も初心者向けのラインナップで、ボテッとしたユーティリティみたいな形状で優しさ重視だったが、
今回のG25ではそのあたりを大分シャープにして、中・上級者でも違和感なく使えるようにしたモデルということ。
実際女子プロはもちろん、男子プロでもこのG25を使っている人も多数いる。
見た目も黒の艶消し仕上げで引き締まったデザインになっていて、とても恰好いい。
どちらかというと機能性重視で野暮ったいデザインのPINGにおいて、異色とも言えるスッキリとしたカッコよさ。


…と、色々とネットで調べていると、いつものAmerican Golfで週末限定で 全品15%OFFキャンペーン開催 の広告が!
しかも定価からの15%OFFではなく、値引き済の普段の売値からの15%OFFである。これは安い!


お目当てのG25は1本当たり定価80ポンド、売値66ポンドからの15%OFFで約56ポンド。
発売されたばかりの新製品で定価の3割引はなかなか出会えない価格。


というわけで、早速店へ出向いて試打。

G20ドライバーを買った時にも書いたが、PINGというメーカーはとてもユニークで、 フィッティングありきの販売 しか行わない。
ネットショップに商品があって、値段が出ていても実店舗に電話しないと買えないようにコントロールされている。

特にアイアンは、地面にあるボールを打つクラブなので、フィッティングが非常に重要になるため、
展示用の商品を除いて、基本的に 店舗に在庫がない

フィッティングをして、オーダーを受けてから1からその人に合うクラブを造っていくというスタイルなのだ。
クラブにはセットごとにシリアルNoが刻印され、データベースに記録される。
無くしたり折れてしまったりしても、シリアルNoを伝えるだけで同じスペックのクラブを造ってもらえる。

そのあたりのこだわりに関する詳細はコチラのサイトに詳しい。


とりあえずフィッティングではなく単なる試打として数発打ってみると、感覚も悪くないし、飛距離等の数値もよい。
(自宅から一番近いAmerican Golfは所謂「鳥カゴ」試打室しかないが、ハイスピードカメラを使用した測定器でコンピュータシュミレートした結果が表示される)

展示用クラブはRシャフトだったので、カスタム用のヘッドの付け替えができるクラブでSシャフトを試す。
(7Iでヘッドスピードは87マイル/時位なので、チャートによるとSシャフト推奨となる)
やはりこちらの方が具合がよい。


印象は悪くなかったが、やはり鳥カゴの中の結果だけでは不安なので、一旦その場を後にして、練習場に併設されているAmericanGolfへ移動。
こちらの店では試打室として練習場の1打席が使用できるようになっている。実際の弾道や飛距離などを掴みやすい。

そこで打たせてもらった感じでは、捕まりもよく、球も上がりやすく、飛距離も出ていた。
(ロフト角は今使っているLegacyの方が1°立っているにも関わらず)

閉店時間が近かったのでしっかりと見て貰える時間がなく、店員さんにはまた明日か明後日に来て欲しいとお願いされた。
決して適当な数値ではオーダーしないというプロとしてのこだわりが感じられて凄いなと思った。あまり日本ではないことかも。


ともあれその日はそれで切り上げ、翌日以降検討してみることにした。


そして翌日、昨日行った練習場は遠いので、フィッテイングなら鳥カゴでいいだろうと最寄りの店へ。

昨日も対応してくれた坊主頭の体格の良いオッチャンが笑顔で出迎えてくれた。
まあこの店では既に 常連さん扱い なので、全体的にフレンドリーなんだけど。

今度は自分のクラブも持込み、飛距離等の数値の正確性を見てみることにした。
結果、7Iで10ヤード位の飛距離差が出て、弾道もやや右にフケ気味の球がでやすい自分のクラブに比べ、しっかり捕まったドロー系の球が出やすくなっていた。

自分のクラブの飛距離がほぼ正確にシミュレーショタ上で出ていたことで数字の信頼性も高まり、購入を決意。
フィッティングへと段階を進める。


実際のフィッティングでは以下のようなポイントをチェックし、オーダーシートに書き込んでいく。


1.身長
2.床から手首までの長さ
3.手の大きさ(手首から中指先までの長さ)
4.中指の長さ
5.ライ角(ソールにシールを貼って打ち、地面と擦れたところで判断)
6.スイングスピード

1と2でクラブの長さと基本となるライ角 (クラブをソールした時に、地面とシャフトが成す角度)が決まり、5で微調整する。
基本ライ角はチャート化されていて、色で表される
一番オーソドックスなのはBLACKで、展示用クラブも黒で造られている。

アイアンで一番大切なのはライ角 なので、ここは慎重に選ばなければならない。
どんなにいいクラブでも、ライ角が合わなければそもそも真っ直ぐ飛ばない。

1と2でプロットした結果は黒、5のチェックの結果、黒でも問題ないが、ややクラブの先側で当たる傾向があるので、
1段階だけアップライトにして調整することにして、結果、カラーコードはBLUEとなった。長さは標準のまま。
0.75°アップライトと1°にも満たない違いだが、打ってみるとこの違いで
ヒッティングポイントがボール1/3個分位内側にズレる。結構大きな違いだ。

3と4でグリップサイズ を決める。
これもサイズが色で決まっていて、欧米の標準カラーはWHITE。日本の標準は1つ細めのAQUAになる。
ここは欧米標準の白になった。実際G20ドライバーも白グリップで絶好調なので問題ない。


そして 6でシャフトの硬さ
標準スチールシャフトのPINGオリジナルのCFSにはRとSとXがあるが、上述の通り自分のスイングスピードではSがちょうどよい。
もちろんカーボンの設定もあるが、軽いし元々球が高めな自分にとっては球が上がり過ぎてしまうので却下。
日本にはロングアイアンを長めに設定したCFS MAXというシャフトもあるようだが、こっちにはない。
まあただでさえ難しいロングアイアンを長くしたら益々難しくなるので自分には不要。球が上がらない人にはいいかもしれないが。


オーダーシートに集計データを書き込んだり、ライ角チェックで使ったシールを貼り付けたりして完成。
本数は今回5アイアンからPWの下のUW(Utility Wedge)までの7本構成とした。

5Iでロフト26°、PWで45°で、先日買ったAWが52°なので、そのままだとそこに7°の穴ができてしまう。
そこを埋めるために47°のTA588ウエッジも持っているが、52°と56°をTA588からCG16に変えてしまったので1本だけ浮いている状態だった。

こはちょうど100ヤード前後の距離になるため、組み立てのためにも疎かにできないクラブであり、今回そこを埋めるために50°のUW(PING独特の表現)を入れてみた。
AWと2°しか差がないが、ロフト以上に飛ぶクラブなので飛距離の階段的にはいい感じになるだろう。


…というわけで注文。


これで元々のセットから 5Wとユーティリティ以外の12本が全て入れ替わる ことに。
ちょっと買い過ぎたかな…と思う反面、結婚してからは殆ど買っていなかったのでまあいいかとも思う。
実際結果も出てるしね。


完成には2週間程かかると言われたが、昨日1週間も経たないうちにクラブが届いたとの連絡が。
早速今日取りに行ってきた。


これが1からカスタムメイドされた 自分専用のG25アイアン!


ネックに刻印されたカラーコードはBLUE。


グリップはWHITE。


シャフトはCFSのStiff。


シリアルNoもしっかりと刻印。



取りに行ったその足で練習場に持っていって打ってみた。

想定通り、つかまりがよく、そして飛ぶ。
ミスショットにも強く、特に9アイアン〜UWは、適当に打ってもほぼ狙ったところ近辺に飛んでいく簡単さ。
打感は軟鉄鍛造だったLegacyにはやはり劣るが、スコアにつながるのはこっちのアイアンだろうなと思う。


ちょうど明日ラウンドの予定だったので、早速投入予定。
いつも行ってる自宅からほど近いコースなので、比較するにはうってつけのコースだろう。

飛距離も結果も楽しみだ。


ではでは。


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