マローンのコメント(ストックトンも少し)

一昨日のPHX戦を観戦していたマローン。
スローン辞任があったから来たのではなく、その前から観戦に来る予定だったそう。
試合前にインタビューが行われたが、懐疑的な様子だったというマローン。
ズバズバ発言してます。


マローンは、現在の状況をジャッジする前にジャズのプレイとチーム周囲の雰囲気を見たいと言ったが、
この時点で聞いていたことには不満を持っていたそう。


以下、そのインタビューより。


「コーチのことはわかっている。
 俺の知っているコーチ、俺の知っている男は、
 今まで何に対しても途中で投げ出したり辞任したりしたことはない。
 それが言いたい事だ。あの男は、過去に辞任したことなんて一度もない」


「自分が何を言ってるのかわかってない奴らがいる。
 覚えててくれ。その中には、俺が現役時代に対戦した奴らもいるんだぜ。
 今、奴らはESPNのスタジオで専門職をやってる。
 名前を言うつもりはないね。張本人は誰のことを言われてるのかわかるだろうから。
 そいつがスローンは時代遅れだって言ってるのはクソだ。
 それはフィル・ジャクソンが時代遅れって言ってるようなもんなんだ。
 オールドスクールは今でも通用するんだぜ」


「俺達が失ったものは決して何物にも変えられないってことを、みんなにわかってほしい。
 タイや他のみんなはリスペクトされるべきだけどな。
 俺達は2人のヘッドコーチを失ったんだ。
 テレビでこう言われてるのを聞いた。“コーチは意欲をなくした。熱い心がもうない”って。 
 そういうことをたくさん聞いた。
 そう言ってる奴らの半分は、自分が何を言ってるのかもわかってない。
 わかってる奴はほぼゼロだ。
 そいつらの中には俺が現役時代に対戦した奴らもいて、
 奴らが話し始めたら、俺はテレビの音量を下げてる。
 スローンはたぶん、そいつらが毎晩言うことに疲れたんだろう」


「俺の知っている男やコーチ達は、決して熱い心や願望を失わないだろう。
 今は、彼らはくだらない戯言に疲れているかもしれない。
 だが、ジャズはフランチャイズの岐路にいる。
 全ての人間が、今の状況を良くするため何ができるかを考える必要があるんだ。
 俺達にできることは、手榴弾を投げることじゃなく、何ができるかを考えることなんだ」


ジャズは試合のビデオを十分に見ていない、練習を十分ハードにやっていないと
感じている選手達がいたという報道に対し、マローンはイライラしていたと。
「プロ選手なら、試合のビデオを誰かに分けてもらう必要なんてない。
 対戦相手を止めたいなら、何百万ドルも稼いでるんだから
 自分でテレビを買って試合のビデオを作ればいいだろ。
 チームには、練習をしたがる選手達がいないといけない。
 システムに賛同する選手達がいないといけない。
 自分の仕事にプロ意識を持つ選手達がいないといけない。
 こういう選手達に手渡しで与えてやるのがコーチたちの仕事じゃないんだ。
 これが問題の一端だ」


問題の解決は、オールドスクールなやり方に戻ることから始まるかもしれない、とマローン。
「彼らはコートをオールドスクールなものに戻した。ユニフォームも戻したんだ。
 ひどい選手達に、プレイもオールドスクールにするよう誰か言ってやれよ。
 それは今だって通用するんだぜ、そうだろ?
 他のことにたくさん金を使ったんだから、選手達にそう言ったらどうなんだ?」


過去、マローンは試合中にハドルの中でスローンと対決したことがあると。
「彼は言ったんだ、“お前の姿が見える限り戦うぞ”って。
 それで俺はこう返した。“それはそんなに長くないぜ”って。
 それから俺達は笑った。それが、俺の知っているコーチだ」


マローンは奥さんからのメールでスローン辞任を知ったそう。
「もちろん悲しい。
 人々は、NBAがハートもソウルも何でも全てを注ぎ込む男を失ったことを理解してないと思う。
 これは悲しいことだ。スローンは、俺にとって最高に信じられないような人間なんだ」


この時点でマローンはまだスローンと話をしていなかったそうで
(2、3日の間お互い電話をしても相手が出られない状態が続いていたとか)
辞任のはっきりした理由はわからないと。
「あんたたちは事実を知ってる。でも俺は知らない。
 だからそれについてはコメントしたくない」


マローンは引退する際、18年間プレイしたフランチャイズのため
やれることはいつだって何でもやる、とジャズのマネジメントに言ったそう。
「俺はいつだって、ジャズの力になるため電話1本の距離にずっといる。
 まだ呼ばれてはいないけどな。別にそれはいい。
 だが、これからも繰り返しそう言うつもりだし、今までも常にそう言ってきたんだ」


新HCコービンのスタッフに加わることを考えるかと聞かれ
「息子がフットボールをやっていて、かなり上手いんだ。
 彼は高校2年でルイジアナの家にいる。
 それで、正直に言って今はそういうことはやりたくない。
 いつかコーチ候補として俺の名前が出たら光栄だ。
 でも今はその時じゃないと思う」


元チームメイトのコービンにどんなアドバイスをするかと聞かれ
「タイにはこう言う、“状況を受け入れる努力をするんだ”って。
 これは多くの人に起こることじゃない…タフなことになるだろう。
 でもその一方で、これを楽しんで一体何が起こるか見てみようぜ」


元記事
http://www.sltrib.com/sltrib/blogsjazznotes/51238738-62/malone-sloan-coach-jazz.html.csp
http://www.deseretnews.com/article/700109370/Utah-Jazz-The-Mailman-makes-a-special-delivery-fiercely-defends-his-former-coach.html

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金曜夜、NBA TVに出演したマローン。ここでも同じくズバズバ言ってます。


「俺はスローンのことはわかっている。
 この出来事を、辞任でも途中放棄でも、何でも好きなように呼べばいい。
 俺の知っている男は、どんなことでも途中でやめたことなんてないんだ。
 フィル・ジョンソンだって同じだ。
 俺はスローンのことをわかってる。
 だから、辞任の理由は言われていることよりもずっと悪い何かだったに違いない。
 あの男はどんな事だって途中でやめなかったんだから。


 彼は昔、ハドルの中で俺にこう言ったことがある。
 “お前の姿が見える限り戦うぞ”って。
 そして俺はこう返した。“いいぜ、それはそんなに長くないからな”って。
 これがスローンで、これが彼の姿勢なんだ。


 こういうことが起きたのは、ネイスミスでも誰でも望み通りの人をコーチにしたとして、
 それでも選手達はそのシステムに賛同する必要はない、そんなようなもんさ。

 
 スローンは時代遅れで熱い心と情熱を失った、って言う奴らには汚い言葉を言ってやるぜ。
 俺はあの男のことをわかってるんだから。 
 何かが起きたんだろう、でもそれは別の話だ。

 
 俺達は素晴らしい代表を失った。いずれ、俺は彼の伝統を継ぐつもりだ。
 それはとても名誉なことだろう。 


 俺達は、耳に入ってくることについて注意深くなる必要がある。
 俺は噂は信じないけどな」


元記事
http://www.sltrib.com/sltrib/blogsjazznotes/51239156-62/coach-sloan-resigning-anything.html.csp

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ストックトンのコメント。


「PGはコーチの延長みたいなもので、意見が合わないことやバトルはあるだろう。
 それがこれら全ての根本的な原因かはわからない。
 そうじゃないことを願ってるよ。
 これは単純に、今がその時だっていうサインなんだと思う。
 彼は今までたくさんのバトルを戦い続けてきたんだ。
 たぶん彼は、これ以上自分のPGともその他の誰かとも口論したくないんだろう。
 これで彼はそれをしなくてもよくなったと思うよ」

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ついでに辞任会見前の反応。


ジェフ・ヴァンガンディ
「ジェリーが引退するなんて、NBAにとって暗い一日だ。
 彼のような人間はもう現れないだろうね」


ESPNツイッター
「スローンは1988年12月9日からジャズのHCをやっているが、
 現役NBA選手のうち40人はその時まだ生まれてもいなかった」


チャールズ・バークリー
「スローンにはとても感嘆してるし、リスペクトもしてるぜ。
 でもここのところ、俺はユタのチームには失望してた。
 たぶん、old-schoolとnew-schoolの間にずれ・食い違いがあるんだろう」