鎌倉旅行第一日目 その一

木曜日から土曜日まで旅行に出かけた。
これは自分がその旅の記憶を忘れない為の記録である(写真撮影、選別は全てオット)。
今回の目的地は鎌倉。
なぜなら、オットが「今回は酒が飲みたいので車を運転したくない」とのたまい、
しかし電車で遠くに行くとなると新幹線等使うし交通費が高い!ということで近場の鎌倉に
決定したのだ。家から日帰りで十分な距離だが、贅沢にも二泊三日で行ってきた。
しかも、江ノ島等にも行かずあえて鎌倉のみで攻めることに。


第一日目 9/27(木) 昼頃鎌倉に到着。天気も良く暑い。
今回の鎌倉はお寺巡り(ビギナーです)をしようというテーマなので、
この日は北鎌倉へ向かいまず円覚寺に到着。
総門を入ってブラブラ歩くと三門が見えてくるが、俄然盛り上がる。













なんというか、デカくて精巧なそして美しい建築物が急に視界に入ってくるのでとても感動する。
円覚寺は敷地が広く廻る所が沢山あったが、北鎌倉は緑が多いので涼しくじっくり落ち着いた
心地で参観出来た。(クーラン)

鎌倉旅行第一日目 その二

昼食はビーフシチューの店「去来庵」に。
ここは鎌倉市景観重要建物に指定されている木造一軒家の店で、
外観もそうだが中も趣のある素敵な所だった。
ビーフシチューセットを頼み、私はブイヨンライス、オットはバタートーストで。













シチューは思ったよりコッテリしていなくてペロリと平らげる。(クーラン)

鎌倉旅行第一日目 その三

次は東慶寺に行くつもりだったが「縁切寺」だということなのでパスし(笑)、
枯山水庭園が有名な明月院へ。
枯山水はテレビや本で見た事はあっても実物を見るのは初めてだ。
見た瞬間背筋が伸びる思いだった。

難しいことは解らないが、その砂が描く空間(?)はあまりにも完全過ぎてコンクリート
見間違えてしまうほど。
人間にこんな事が出来るんだとただ驚き見入るうちに段々心が静かになる。そんな感じだった。
あとこれなんて言うの?渡辺篤史氏が言うところのピクチャーウィンドウ?

ちょっと違うか。これを考えた人も凄いなぁと思った。
切り取る事によって際立つ風景の美しさ。しかも見る都度それも変わっていく。
美的感性(自分的弱点)を磨く訓練になった。(クーラン)

鎌倉旅行第一日目 その四

ところで我家では旅といえばソフトクリーム。
御当地ソフトを食べるのが楽しみの一つとなっている。
という事で今回も食べました「紫いもソフト」。なかなかイケた。
(クーラン)

鎌倉旅行第一日目 その五

次に向かったのは建長寺。ここは私にとって一粒で二度美味しいお寺だった。
一つ目は建築物が美しいこと。総門三門に圧倒的迫力を感じる。

またこのお寺は総門から始まり建物郡が一直線に配置されている特徴がある。
その為、奥の方を見ると各建物の屋根屋根が連なって見えるがその連なり具合が絶妙だ。
当然、そう見える様に計算した間隔で建てているわけで非常に感動した。


二つ目は図らずもかなりの運動が出来たこと。
一番奥に半僧坊という鎮守府があるが、そこまで行くには245段の石段を登らなくては
ならない。コレがきついのなんのって。石段も最後の方は難易度が高い物に。
修行の一種なのかと思いましたよ。修行を成し遂げたところでこの日のお寺巡りは終了。
その日の宿へ向かった。(クーラン)

鎌倉旅行第一日目 その六

この日の宿は「ホテルニューカマクラ」。
築80年大正建築の洋館でこれも鎌倉市景観重要建物に指定されている。
一応クラシックホテルの部類に入るが素泊まり。
実は今回ここに泊まる事をかなり楽しみにしていたと同時にかなりドキドキもしていた。
というのもネットで調べると賛否両論かなり分かれるので私達はどちらと感じるのか
不安だったのだ。


ついに到着。アーリーアメリカン調のこじんまりしているが由緒ある建物に感動する。

しかしホテル兼時間貸駐車場に無造作に置かれた車(ほとんどの車が駐車場のみ利用)
の奥に建っておりその風景がなにやら笑える。
ところがなんとチェックインはこの駐車場受付(もちろん外)で行う。
なんだか面白そうな雰囲気ににわかに楽しくなってくる私。
ホテル内部に入るとシャンデリアや赤い絨毯を敷いた階段が眼に入り、
濃厚な雰囲気にゾクゾクする。
従業員の気さくな男性に案内されるが私達の部屋はホテルの一番人気でテレビでも
放映されたと説明を受ける。
これが私達の部屋「北紀行」。
  
 








なんでも数年前「TVチャンピオンのリフォーム選手権」で優勝した部屋らしく、高い天井、
木を大胆にアクセントに使った内装、落ち着くインテリア等ホテルの雰囲気を壊さない
素敵な部屋。 


このホテルはとにかく入った瞬間から興奮して写真撮りまくりだった。
部屋もそうだが廊下等の共用部分には長い年月を経た赴きが漂っておりその空気を
味わうことが出来る。

しかしこのホテルのスゴイところは歴史ある建物を全くの普段使いにしているところだと思う。
普段使いだからもちろん清潔にしているし、気取りも無いので私達でも無頓着に利用できる。


泊まった部屋が良かったのでかなりの好印象だが、一人部屋は本当に狭いとか昔は
本当にスゴカッタとかいう話もネットで読んだ。
しかし年々改良を重ねているようだし(その分独特の雰囲気は薄まっているのかも)、
カップルや友人同士なら十分快適なのではないだろうか。
もちろんこのユルサを楽しめる人限定だが。


お風呂・トイレは共用。お風呂は家族で使えそうなやや広めな物と一人用の小さめな物の
2種類あるが家庭で使用されるような普通のお風呂(しかしジェットバス付)である。
男女の別なく貸切制で24時間使用可。


トイレは2階しか使用していないが、男女別に一つずつあり非常に綺麗だしウォシュレット付き。
洗面所はハンドソープが備え付けられ手拭用タオルは清潔な物が何枚も用意されていた。


アメニティは浴衣・タオル類・歯ブラシは用意されており、リンスインシャンプーと石鹸(!)が
風呂に備え付けられている。ドライヤーは洗面所と風呂場に備付。


トイレが共用なので使いたい時に入れない事もあるが大して気にならなかったし
私的にはなんの問題も無かった。


素泊まりなので激安だし、チェックインは7時迄と決まっているがその後の門限もなし。
夜遊びし放題(笑)。イイ感じで楽しめるホテルだった。(クーラン)

鎌倉旅行第一日目 その七

ホテル激写を終えた後、夜遊びもとい夕飯を食べに出かける。
最初に入った店は失敗。
二次会という事で場所を変え「Dolce far niente」という店に入る。












「スモークサーモンとチーズのカナッペ」「鎌倉野菜(南瓜)のキッシュ」をつまみに
オットはビール(ナストロ・アズーロ)、私は白ワインでキメる。


静かでくつろげた。最初の店の失敗も帳消し。
夜遊びし放題なのに結局は早い時間にホテルに帰り、旅行第一日目は終了。(クーラン)