内々けやき(うちうちけやき)/乳よ母よ妹よ

絵:★★★★☆、話:■■■■□、愛:♥♥♥♥♡、次回作購入意欲:♪♪♪♪

乳よ母よ妹よ!! (富士美コミックス)

乳よ母よ妹よ!! (富士美コミックス)

 ほぼ1年で2冊目発行。前作の印象は決して強烈なものじゃなかったんですが、なんかこの作家の絵にはひっかかるものがあって今回も購入。しかし、こうして一冊にまとまったものを読むと思ってたより美少女率が高まっているような。「歩く姿は…」は実際正統派美少女を狙って描いたらしいですが、「姉よ、姉よ!」の美鈴姉ちゃんもかなりの美少女*1。途中いつものぽっちゃりほっぺに戻っているコマもありましたが、全般的に広く受け入れられやすい絵柄に(意識してそうしてるのでしょうけど)変わってきているようです。前作はかなりずんぐりした女性が多かったですからねぇ。
 絵柄やタッチの個性や、だらっと垂れたおっぱいや意外に細かく描かれた舌など、こだわるところは残しながら良作の量産を頑張って欲しいです。

*1:「なぁによ」と照れながら会話を譲るシーンや、弟に膝枕してもらって「何見てんのよう」と照れるシーンとか

カイシンシ/ボクの家のクルリ様

絵:★★★★☆、話:■■■□□、愛:♥♥♥♥♡、次回作購入意欲:♪♪♪

[isbn:9784871829991:detail] 本のタイトルと同じ短編作品で、クルリ様というのは、とーじろーをしもべにしようとエッチ三昧な神様(女の子)のこと。結局命を助けたというエピソードは詳しく語られることはなく全編ほぼエッチシーン。まあ絵柄は可愛いし人物キャラは安定して描かれているのですが、話が少し希薄なのと背景が白いのが気になってしまいました。「すきいみ」は前作『[isbn:9784871829151:title]』で1話だけ掲載されていた同名作品のつづき。兄と関係のあった妹の伊乃が親友のほなかが兄を好きになったのを応援して二人を恋人の関係にするというお話。前作ではラストのコマで「ホントに良かった」とは言いながら口元だけ見せる演出で伊乃が本心では喜んでないことを示唆していました。今回は3話を追加する構成で、更に伊乃の哀しい立場や心情を描写し、結局ラストも救いのないままで後味の悪いものでした。なんとなくまだ続きそうですけど...。と思ってたら、あとがきによると次の本で後編があるとのこと。3巻ひっぱりますかぁ〜 ^-^;

 あとがきで成年誌を描くのは難しいと書かれていましたが、確かに消しが濃くても作品の評価が変わるわけでもないし、あんまり成年向けらしさがない印象はあります。男女ともに幼い絵であるのも理由だと思いますが、だからといってオッサンを描いて欲しいとも思わないし…。この路線でいくならショタはそのままでラストの和風メイドさんをもう少しお姉さん年齢にして工口工口にするとかどうでしょう。適当なことを言ってますが...

高津*1/マンマ♡ミーア!

絵:★★★★☆、話:■■■□□、愛:♥♥♥♡♡、次回作購入意欲:♪♪♪♪

マンマ ミーア!(メガストアコミックスNo.171)

マンマ ミーア!(メガストアコミックスNo.171)

 初単行本です、工口で。とらのあなでコミックを見たことありましたが工口以外でも本は出ているようです。結構プリプリの体がいい感じに描けていて、「コートの中では平気なの?」の綾瀬さんや「僕より大きな人形」のフィギュアは重みのあるいいおっぱいでした。しかもエッチシーンも思ったより濃厚で実用性のある内容だったと思います。もうちょっとエロコメの軽いエッチが中心かと思ってたので良い意味で期待を外してくれました。

羽沢向一(はざわこういち)、挿絵:みやびつづる/隣の人妻と女教師と僕

話:■■■■□、挿し絵:★★★★☆、愛:♥♥♥♥♡、次回作購入意欲:♪♪♪♪

 キルタイムからリアルドリーム文庫というのが創刊。官能小説というと通常リアル系の絵が主流ですが、この文庫は現在成年コミックで活躍している漫画家を挿し絵に採用することを特徴のひとつにしているようです。この本以外に、旅人和弘氏も出ていたし、今後終焉氏の挿し絵でも新刊が出るようです。文体はこの本はややあっさりした感じでしたが、劇画臭がなかったので最近主流の成年コミックを読んでいる人が挿し絵同様ターゲットだという印象を持ちました。最近エロマンガばかり読んでいるせいか、官能小説では「じゅぶじゅぶ」などの擬音が入らないのが非常に物足りなくなってきています。まあそういう擬音を文章に書く小説がないわけじゃないんですけど絵文字で書くのには敵わない感じがします。なお、文字サイズが大きくて、文章の絶対量が少なくて正直物足りないかなぁ。
 なお挿し絵は数え間違いでなければ6枚。ほぼ各章に1枚という割合。おまけのしおりは表紙絵と同じ。さすがに電車の中では使えませんでした。