なぜ暗い夜道を走るのにコンパウンドが必要になるのか
なんだか我が家のちび車、ヴィッツのライトが暗くなった気がする、とヨメが言うのである。
言われてみればなんだかそんな気もする。が、明るさを計る術もなく、どうしたものかと思っていた。
クルマのライトが暗くなるのはおそらく3つの原因が考えられる。
ひとつはバッテリーが弱っている場合。そこで先月換えてみた。BOSH製。それも今まで以上に強力にした。期待してもいないオーディオの音が良くなったりしたが、ライトの方はあいかわらず。
もうひとつはバルブが弱っている。なにしろ9年も使っているクルマだからね。ディーラーに訊けば交換した方がいいというに決まっている。でも、現在の走行距離はまだ5万もない。全然乗ってないのだからふつうの乗り方で言えば3年がせいぜいだ。しかもバルブに注目して観察してみても弱っている気配はない。これは最後の手段。
三つ目の原因。それは目に見えてランプカバーが曇っている事だ。細かい傷もたくさんあるし、色もクリアどころか、なんだか黄ばんでいるじゃないか。さてはこれが原因に違いない。そもそも、なんでそこに早く気がつかないのか。
このカバーがガラスなら、ガラス磨きを持ち出してきゅっきゅと鳴くまで磨いてやればいいのです。しかし、これはどうやらプラスチック製だ。研磨剤の入ったガラス磨き(食器用とかね)では、いちどはきれいになっても、きっとまたすぐ細かい傷に汚れが忍び込んで曇ってしまうに違いない。何しろ柔らかいのだプラスチックは。
で、どうしたものかと思って探し当てたのがこれ。プラスチック専用コンパウンドだ。
NEWサンライト プラスチック用 プラスチック用コンパウンド
- 出版社/メーカー: 光陽社
- メディア: その他
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そうなればさっそく東急ハンズへ電話だ。
「そちらにNEWサンライトのプラスチック用コンパウンドはありますか?」
「光陽社のですね、ハイあります」
ああ気持ちいい。この打てば響く応対の素晴らしさがさすがだ。他の店ではこうは行かないだろう。多少高くても(700円以上したけど)ぜんぜん問題ないのだ。
手に入れて、中身を見るとまるで化粧品のクレンジングクリームのようである。粒子が柔らかくて細かいのだろう。
きゅっきゅというまで磨いてみたらかなりきれいになった気がする。内側が曇っていたらと心配していたが、そっちは無事のようだ。
写真で比べてみたら、あんまり変わらない気もするが、まあ、気は心、というじゃないか。まだ夜走っていないので、効果のほどは判らない。