小出裕章 原発のウソ
こんにちは。Victoriaです。
原発の危険性を一貫して警告し続けてきた原子力の専門家、小出裕章先生が、3.11事故後、緊急出版なさった本。
- 作者: 小出裕章
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2011/06/01
- メディア: 新書
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小出先生は、伊方原発裁判、JCO臨界事故などでも、住民側に立って活躍なさった方ですが、
武田徹著「私たちはこうして原発大国を選んだ」のまとめでご紹介した人形峠のウラン残土問題でも著書がおありのようです。(武田徹 私たちはこうして「原発大国」を選んだ (4)日本中を歩き回ってウランを探せ! - Victoriaの日記)
- 作者: 土井淑平,小出裕章
- 出版社/メーカー: 批評社
- 発売日: 2001/01/01
- メディア: 単行本
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本書の構成は、
第1章 福島第一原発はこれからどうなるのか
第2章 「放射能」とはどういうものか
第3章 放射能汚染から身を守るには
第4章 原発の常識は非常識
第5章 原子力は「未来のエネルギー」か?
第7章 原子力に未来はない
・・・
福島第一原発事故で、すでに原爆80発分の放射能が拡散してしまったそうで、
まだ事故が収束していないことを考えると、最終的にはもっと増える可能性がある。
政府は、放射性物質が検出されても
「ただちに健康に影響を及ぼす量ではありません」
と繰り返しているが、どんなにわずかな被爆でも危険であるということは、
国際的な研究グループがみな認めている。
例えば、アメリカ科学アカデミーの放射線の影響を見当する委員会は、
「被爆のリスクは低線量にいたるまで直線的に存在し続け、しきい値はない。
最小限の被爆であっても、人類に対して危険を及ぼす危険性がある」
と結論づけている。
誰にも管理できない「核のゴミ」を大量に垂れ流す原発を止めても困らない。
原発はすべて止めるべき。
以上が、小出先生の結論です。
今、一番知りたいエッセンスが盛り込まれ、文字数も多くありませんので、短時間で読めます。
Victoriaでした。