東京ノアール 最終回  幸せって何だろう?

こんにちは。Victoriaです。

草食系男子に恋すれば

草食系男子に恋すれば

さて、正月早々、
語り口はめっちゃ明るいんだけど、
語ってる内容は実はすっごくヘビーな、
「草食系男子に恋すれば」を読んでいるVictoria・・・




前回、「草食系男子はなぜ増えたのか」という問題(?)について、
つらつらと書いたところ、
草食系男子に恋すれば (2)草食系男子が増えた社会的事情 - Victoriaの日記




早速、太賀麻郎さまから、




俺は雑食?





というコメントをいただきまして・・・






ありがとうございます。




そうよね・・・

そもそも、一体誰が、人間を、




草食系 VS 肉食系





に分けたのよ?





たしかに、
ベジタリアンの方とか宗教上の制約のある方、
あるいは持病がある方などをのぞけば、





人類の大半は雑食だ・・・





ホント、
太賀麻郎さまって、
なんてうまいこと言うんだろうって思ったら、
なんか、とたんに、
「草食系男子と恋愛する方法」
について書こうという、やる気減退。





なので、これにて終了・・・




・・・というわけにもいかないので、
方針を変更して、





恋愛上手 = 幸せ か?




について、
ちょっと考えてみた。



・・・


恋愛って、
誰でもできるし、
誰でも必ず通る道のように語られることが多いけど、
私は、
恋愛もひとつの能力で、
できる人、できない人があらかじめ決まっているんじゃないかって思うのね。





恋愛できる人のほうが、
人生ドラマチックなものだし、
実際に体験した人の話を聞くと、
恋愛を知らないなんて人生の一番おいしいところを知らないも同然、
恋愛せずに死ねるかって感じなんだけど、
どうかしら?





例えば、
お金があれば、幸せになる確率は高まるわけだけど、
でも、決してそうとばかりは限らないわけでしょう?




恋愛も同じで、
恋愛と幸せっていうのは、
いつもセットでやってくるとは限らないと思う。





こういう言い方をすると、
主に女性からブーイングが起きるので最近はなかなか言えないことだけど、





家庭を持って、
子どもに囲まれて暮らす幸せ




っていうのは、
実際あるわけで、





「結婚したから幸せっていうわけじゃないんだから、
そういうふうに決めつけるのはよくないよ」





なんて言われちゃうんだけど、





幸せな結婚はやっぱり幸せで、
特に、子どもを持つ幸せっていうのが何物にも代え難いっていうのは、
子育て中のお母さんなら誰でも認めると思う。





私の友人たちも、
早い人ではもうすでに孫がいたりするんだけど、
幸せな結婚生活を送っている人を見ると、
みんながみんな、恋愛して幸せになってるわけじゃない。





家業を継ぐために、
養子になってくれる男の人を探して結婚した友人は、
私の覚えている限り、
学生時代から恋愛には縁がなく、
お見合いで探したわけだけど、
気がつけば同級生の誰よりも早く結婚した。




学校一の美人で、
コクる男子が後をたたなかった別の友人は、
高校時代、駆け落ち騒動まで起こしたくせに、
40代になっても一度も結婚歴なし。


本人は結婚したい気まんまんで、
数え切れないくらいお見合いしたらしいけど、


「かわいすぎると、縁がないのかしら?」


というのが、みんなの公式見解。





幸せってなんだろう?っていうのは、
源氏物語が書かれたころからの一大テーマで、
結局、ひとつの決まった答はないわけだけど、





幸せはむこうからやっては来ない





っていうのはあると思う。



・・・

最近はやりの婚活について、
内田樹先生が「呪いの時代」 第5章 「婚活」と他者との共生の中で、

呪いの時代

呪いの時代



「婚活」というのは結婚情報産業が作り上げた「赤い糸で結ばれた宿命の配偶者が世界のどこかにたった一人いてその人に出会わなければ私は幸せになれない幻想」にもとづく一大ビジネスで、いつまでも顧客でいてもらうためにはそんな運命の人に出会わないほうがいいわけだから絶対にうまくいかないように設計されている。





と述べていて、
私もその通りだと思う。




まるで、不動産情報を見るかのように、
身長がどれくらいで、
年収がどれくらいで、
趣味は何で・・・なんて、
一人の人間をどんどん分解していって、
それでその要素のなるべくたくさんの項目が自分と一致した人がいいんだ、なんて、
一体誰が決めたの?





普通、
結婚したら、
一つ屋根の下に暮らすわけだから、
同じ空気を吸ってて少なくともイヤじゃない相手を選ばないとキツイわけで、
いっしょにごはん食べてみて、
食べ方が好きだから、みたいな理由で決めるほうが、
まだ意味がある気がする。





さっさと「運命の人」をみつけて幸せになった人、
いつまでも「自分探し」&「婚活」をしてる人を見てみると、
違いは、出会いの多さとか、その人自身のスペックの多さなんかじゃなく、





人生、こんなもんだろ





っていう悟りがあるかどうかだと思う。





「家業を継ぐために養子にきてくれる人がいるだけで幸せ」
「子どもをたくさん育てることに賛成してくれる人がいるだけで幸せ」
「年に一回、旅行に行かせてくれる人がいるだけで幸せ」
・・・


学校卒業と同時にさっさと結婚してしまった友人たちは、
人生に求めるものが極めて明確で、
かつ具体的。
しかも、一点豪華主義



つまり、
絶対ゆずれないポイントは1つのみで、
あとは極力相手に合わせるっていうことで、




それって、
ビジネスを成功させる秘訣とも似てると思うんだけど、
こちらからあまりにもたくさんの条件を出し過ぎると、
結局、誰も寄って来ないっていう・・・





・・・ということで、本日の結論 :





幸せになりたければ、
雑食になろう!






好き嫌いはダメよってことね・・・





なお、太賀麻郎さまの恋愛観をお読みになりたい方はこちら。

5000人抱いた男の無重力セックス これが、女が悦ぶ!モテる愛し方

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太賀麻郎さまの波乱の人生についてはこちら。
東京ノアール 消えた男優 太賀麻郎の告白

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・・・


余談なんだけど、
内田樹先生と太賀麻郎さまの共通点発見。




お二人とも父子家庭でお嬢さんを育てていらっしゃるのね。
内田先生のお嬢様はとっくに成人しているけど、
子育て中を振り返って、
「男手ひとつで大変でしょう」
なんて言われることが多かったけど、
男でも子育ての楽しみっていうのはあって、
毎日、それはそれはやることがたくさんあり、
夜はくたくたでバタンキューだったけど、
毎日達成観があったので、少しも不幸じゃなかったって内田先生はおっしゃっていて、
きっと、その通りだったんだろうと思う。





内田先生は大学教授でいらっしゃったわけだけど、
同時に武道の塾を開いていらっしゃって、
「身体感覚」っていうのをすごく大事になさるところが、
太賀麻郎さまとよく似てるなって思って、




お二人とも、
結局、人間、一対一のコミュニケーションにまさるものはないよって言ってるところなんかも、
そっくり・・・





恋愛に限らず、
人生をいかに豊かに生きるかっていうのは、
目の前で起こってることをしっかり自分の目で見て、
自分の耳で聞いて、
そして目の前で救いの手を求めている人がいたら、
自然に手を差し出すことなんじゃないかなって思う。






太賀麻郎さまは、
今はお嬢さんに必要とされているので、
いろんな意味で家に縛り付けられているけれど、
女の子は高校生くらいになればもう親の手から離れていくし、
そうなれば、今度はお嬢さんのほうが逆に父親の支えになる部分も出てくるので、
そうなったらきっとまた、
あらたな人生の大展開があるんじゃないかと思う。






だから、
長生きして、
今までたくさんの人を幸せにした分、
今度はご自分が幸せになってくださいね♪






Victoriaでした。



・・・


今回で、「東京ノアール」は終わりです。
お読みいただきありがとうございました。

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