純愛を求めて　（１０）　人生道場

こんにちは。Victoriaです。

さて、
「最後の恋　MEN'S　つまり、自分史上最高の恋。」
の中で、
ダントツにホノボノな物語が、

越谷オサム　「３コデ５ドル」。

南の島で店番してる僕のところに、
ある日、
日本人女性が花を買いに来る。

なんとなく気になっていた彼女と、
偶然仲良くなるきっかけをつかんだけれど、
彼女の英語と、
僕の日本語では、
お互い片言同士で、
ロクな会話ができず・・・

で、
あっという間に彼女の帰国の日がやってきて、
あっけなく恋は終わりをつげ・・・

・・・

実は彼女は、
南の島で行方不明になってしまった恋人に花を手向けるためにやってきていて、
つまり、
まだ前の恋が１００％彼女の心を占めているので、
新しい恋なんてとてもお呼びじゃなかったんだけど、

そんな悲しい旅の途上でも、
何も知らない男の子に（彼はかなり年下）、
無邪気に親切にされると、
笑顔も見せるようになり、

その笑顔で、
僕はノックアウトされ・・・

彼女が店を去った後、
僕は誓う、

これからがんばって日本語勉強して、
次、彼女が来るときに備えよう、
それから、
仕事もがんばろう・・・

・・・

純愛って、
すごい力があるなって思うのは、

たとえ、
名前も知らず、
声をかけたことすらない相手でも、

毎朝、
ちらっと姿を見るのが楽しみだ、という相手が、
一人でもいれば、

それだけで、
人って、
自分に素直になれてしまうことで、

そういう心のハリがない時には、
特に何の目的もなく、
だらだらと過ごしてしまいそうな日常が、

いつか振り向いてほしい、
だから、
その時までがんばる、

という形で、
すごい励みになるのがホントに不思議。

ちなみに、
この効果は、
女より男に顕著なんではないかと思っていて、

好きな女の子に振り向いてほしいからって、
筋トレやったり、
部活がんばったり、
勉強がんばったり・・・

好きな女の子がいればたいがいの男子は素直に人の言うこと聞くんじゃないかとすら思う・・・

・・・ということで、本日の結論　：

純愛は最高の人生道場。

Victoriaでした。

・・・