おとなの恋 (3) ライフラインとしての恋
こんにちは。Victoriaです。
さて、
「おとなの関係」の中で、
- 作者: 亀山 早苗,山路 徹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/05/24
- メディア: 単行本
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山路徹さまが、
「朝、コーヒー飲む感覚でセックスができないもんかなと思う」
と言っていて、
たしかに、
日常的には、
20〜30分くらいの軽めのやつを、
週末とか、
ここぞ、という時に、
ロング&ディープバージョンを、っていうのが、
理想かもしれない・・・
なかなか現実は厳しいけど・・・
やっぱりね・・・
そこまでラブラブの関係でいるためには、
ハネムーン状態にいる必要があり、
そうすると、
恋人は2〜3年、
長くて7年周期くらいで、
新しいのに替えていかないと、
とてもムリ。
山路徹さまと亀山早苗大先生は、
お二人とも、
それを実践なさっている模様・・・
亀山早苗大先生は、
かつて一度だけ結婚していたことがあって、
結婚してみると、
夫が、貯金はどうしようとか、子どもはどうしようとか、
人生設計的なことを言い出したので、
嫌気がさしてしまい、
「あなたとのセックスで感じたことが一回もなかった」
という捨て台詞を残して、
別れてしまったという武勇伝の持ち主で、
いくらなんでも、
それはかわいそう・・・と、
ダンナさまに同情してしまったんだけれども、
若さってこわいよね・・・
今だったら、
絶対死んでも言えないセリフが、
バンバン言えた時期が誰にでもあったということで、
やっぱり、
いろんな意味で、
過去の恋愛話は封印するに限る・・・
・・・
それで、
おとなの恋の条件について考えてみたんだけど、
若い時よりも、
むしろ、
おとなの恋のほうが、
よりピュアな形で、
本当に好きな人に巡り会えるものなんじゃないかと思っていて、
なぜかというと、
若い時って、
恋愛以前の問題をいろいろ抱えていることが多く、
それは、
お互い生活が安定していなくて、
将来が見えない、とか、
どうしても性欲先行型の恋に走りがちで、
男を見る目がくもりがち、とかに加えて、
例えば、家庭内ストックホルムシンドローム→恋愛って皆がするべきものなの? (11) 家庭内ストックホルムシンドロームは女の標準スペックである - Victoriaの日記などのために、
恋愛にトラウマを抱えている人にとっては、
そういう精神的トラウマのウミを出し切って、
自分のいいところも悪いところも全部わかった上で、
それでも好きになってくれるんならどうぞ・・・なんて言う自信が出てくるのって、
ある程度の年季が必要で、
そう考えると、
30代、40代になって、
若いころとはまた違った視点で恋愛市場に参入すると、
すっごく新鮮なんじゃないか・・・
今までこういうタイプとはつきあったことなかったけど、
ホントはこういう人をずーっと求めていたのね・・・
・・・
若さにまかせた恋愛とはひと味違う、
おとなの恋を存分に楽しむために、
女にとって必要なのは、
家。
日本で、
ロストバージンの年齢の統計をとったら、
圧倒的に多いのは、
18歳
なんじゃないかと思っていて、
なぜかというと、
大学進学を機に、
実家を出て一人暮らしする人が多いから。
やっぱり、
誰にも気兼ねなく家でセックスできる環境っていうのは大きい。
また、
恋人との同棲関係を解消したり、
あるいは離婚したりするのをためらう理由のナンバーワンは、
明日から住むところがない。
住むところさえあれば、
一人になってもとりあえずOKというゆとりが出るから、
DV男の暴力をガマンする必要もないし、
私がこの男といっしょにいるのは、
彼のことが好きだからなのか、
ライフラインとしてこの男がとりあえず必要だからなのか、
なんていう不毛な問いを自問自答する必要もない。
・・・ということで、本日の結論 :
恋愛のインフラとしての住宅事情を甘くみてはいけない。
つまり、
女こそ、
がんばって家を建てましょうという結論。
ローンでもキャッシュでも、
離婚の慰謝料でも相続でも何でもいいから、
たとえ失業して無収入になっても路頭に迷わないっていう保証がないと、
おちおち病気にもなれない。
ライフラインという意味で考えると、
男ってのは案外あてにならないもの、
最低ラインの生活ならなんとかなる、くらいの将来設計をきちんとたてて、
男ヌキでちゃっちゃと計画すすめる賢さがあってこそ、
おとなの恋が楽しめるんだと、
自立した人生を謳歌なさってる先輩のお姉様方を見ていて、
つくづく・・・
・・・ということで、本日の結論 :
おとなの恋はライフラインとしての恋を卒業してから始まる。
Victoriaでした。
・・・
おとなの恋 バックナンバーはこちら。
おとなの恋(1) 女性55歳満開説 - Victoriaの日記
おとなの恋 (2) 人間的成長 - Victoriaの日記