物は壊れる

朝から洗濯機を回して、布団を干して、参號機を持って表に出る。
10:30を過ぎているというのに、室内とそう変わらない気温。空はと見れば曇り空。モスへと向かいブランチ+雑誌読み。
モスを出て、財布の中にお札がないのでおろしに行こうとbd-1を組み上げたところでチェーンが脱落、それもチェーンウォッチャーを乗り越えての脱落だったのでその場で入れ直せない。工具を出そうとサドルバッグ(Brooks D-shaped)を引っ張り出そうとすれば、引っかける部分の糸がほどけて、タブ部分が外れてしまう…。あきらめて家まで歩いて帰る。
チェーンを入れ直すには、チェーンを切るか、クランクを外す(or緩めてチェーンウォッチャーを外す)か、チェーンカバーを外すしかなさそうなので、手っ取り早くチェーンカバーを外してチェーンを元に戻す。ついでにチェーンにディグリザを吹き付けて拭き上げる。
この勢いをかって制動系のDeore化を一気にやってしまおうと、まずはCapreoシューにR55C2パッドを組み付けて、Deore BR-M530にセット。
さてハンドル側。
ディグリザーを隙間に吹き入れて、根気よくよじりながらハンドルから純正グリップを抜く。


純正グリップを抜く、あとはTektroのブレーキが残るのみ

ワイヤーをブレーキ本体から外し、ブレーキレバーから抜く。
Tektroのブレーキレバーを外してDeore BL-M590をセット、ケーブルはレバーに付属していた物には交換せず、先に付いていた物を流用(前ブレーキアウターはレバー付属の物では長さが合わないし、後ろはフレーム内を通すのにいくつか手順が必要、さらにはルーティングそのものが面倒なので)。左右とも仮組みが終わったところでブレーキ本体の取り付けに移る。
ここで勘違いが発覚。bd-1はその特殊な形状から後ろだけでなく前ブレーキもロゴを後ろに向けてセットすると言うことに気がつき、前後ろがしっかり決まっているロードシューを左右入れ替える。
Tektroのブレーキを外す


TektroのVブレーキを外す

BR-M530をセットしていく。後輪側はクリアランスが厳しいので、内側と外側の位置決めワッシャーを入れ替えて組み上げていく。トーインとか細かく設定するのも難しいので、ほぼベタづきになるようにセッティング。


Deore BR-M530をセット

最後にERGONのGP1バイオコルクを組み付けて、各部の細かいセッティングを直し、バーエンドをソフトハンマーでたたき込む。


ERGON GP1 バイオコルクをセット

最後にチェーンにルブをさす。
これで何とか完成。
試乗代わりに、近所の巨大スーパーを目指す。
制動に関してはブレーキをもっとタイトにしてもいいかな!? ケーブルルーティングがかなり特殊なので「スパッ」としたSHIMANOらしい効き味はやっぱり無いんすね。それでも制動はかなり普通になりました。グリップはもう少し水平に近くセットしようかな。
で、一番変わったのは制動やグリップに関係のない回転系。チェーンルブを普段使いのドライルブに変えただけでかなり気持ちよく回せるようになりました。
巨大スーパーではお金を下ろしてミスドでお茶をしただけで、結局買い物をすることもなく帰路につく。家の近所に来たところで、目星をつけていた革細工ショップにD-Shapedを持ち込んで直談判。無事修理してもらえることになりました(糸が切れているだけですしね)。
店のお兄ちゃんには「まさかサドルですか!?」とか後輪をたたんだ状態で立ててあるbd-1を見て「どうなってるんですか!?」とかやたらと突っ込まれてしまいました。興味津々といった様子でしたね。できあがったら電話をくれるとのことでありがたい。料金先払いでお願いしておきました。