似顔絵

 以前紹介した似顔絵イラストメーカー、いじっているうちに似てるのか似てないのかそもそも根本的に間違ってるのかさっぱりわからなくなって、何枚か作ってチャットで人に見せてみたら「これっぽっちも似てないね」と言われてしまい、このままでは悔しいので、前に自分でも似顔絵作ってたid:izuminoさんに頼んで作ってもらった。したっけびっくり、これまで漠然と思い描いていた自己イメージと全然違う。いいとか悪いとかよりも、純粋に「違う」。自分の録音した声を聞いたときと同じような違和感。でも他の人は似てる似てるというので、どうやら本当に似てるらしい。載せようかとも思ったけど、そんなに似てるなら、職場や家族に気づかれる可能性を考えるとやめておいたほうがよさそう。
 面白いのが、最初は違和感バリバリだった似顔絵が、しばらく見てたらだんだん馴染んできたことだ。「え、おれこんな顔なの?」と訝しんでいたのが、「よく見ると似てるかも……」になって、最終的には「あ、似てる似てる」とすんなり思うようになった。脳内の自己イメージがリアルタイムでアップデートされていく過程を味わったわけで、非常に興味深かった。確かにおれだ。鏡の中でよく見る顔だ。考えてみたら、他人の視点から見た自分の似顔絵を目にするのはこれが初めての経験で、衝撃的でもあった。おれは今まで生きてきて、自分の顔をまともに認識できていなかったのか! なんという節穴!
 いやしかし、改めて見ると冴えない顔だなあこりゃ。魅力を感じられる要素が何一つ備わっていない。端的に言って変な顔だ。身のまわりでおれの容姿を誉めるのが流行ったことがあったが、性質の悪い冗談に他ならないことが再確認できた。ヌッコロス。

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 注文しちゃった。最初のは板倉さんのところ(id:ita:20040219)で知ったLotRの兵器と戦争本(An Illustrated Guide to the Battles, Armies and Armor of Middle-Earth)。次は舞村そうじさんの同人誌を読んで興味を持った山村暮鳥の詩集。「R2on」の04.03.02にある通り、青空文庫でもちょっと読めるんですが、見てみたらかなり好みだったし、どうせなら本で読むべえと思ってカートへ。最後のはす一さんのid:su1:20040302で薦められていたCD。カルミナ・ブラーナはどのCD買えばいいのかなあと迷いつつこれまでずーっと買わないままだったので、この機会にえいやっと購入。クラシックは色々聴き比べるのが正しいそうな。あんまり悩まずごそっと買ってみるのがいいのかも。