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わぱのつれづれ日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2007年01月10日(水) 自作

はさみとカッターだけでできる Wii用「自作センサーバー」

先日のエントリ「 Wiiリモコンを用いたPC操作 〜 WiinRemoteレビュー」で紹介したWiinRemote。動作には最低限Bluetoothアダプタが必要なわけですが、そのほかIRセンサーによるポインティングのためにはセンサーバーが必要です。当然、Wiiのセンサーバーを利用することもできるのですが、普段はTVにセットされているセンサーバーをPCディスプレイに移動させるのも面倒、また電源供給のためにはWii本体の電源を入れて置く必要もあります。できれば別途Wii本体を必要としないセンサーバーが欲しい、ということで、センサーバーを自作することにしました。

以前、エントリ「純正センサーバーの代用について」で、『ポケットニュース: Wiiのセンサーバーを自作してみた』を紹介させて頂きましたが、こちらは安価かつ綺麗に作られていました。

ただ、自分ははんだづけの道具を持っておらず、できればもっと誰でもできる、手軽なものはないかと調べていたところ、WiinRemoteの掲示板(WiinRemote BBS)にてGamiさんが紹介されていた、以下の自作センサーバーが目にとまりました。

Gamixxity Blog -街とデジタルコンテンツをぼやく- | Wiiリモコン対応センサーバー自作

上記センサーバーでは、電池ボックスにLEDをつなげただけというシンプルな作りで、半田付けを必要としません。値段的にもさほど高くないようでしたので、これを参考にしてセンサーバーを自作することにしました。


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作成した自作センサーバーが上記画像。以下、材料や制作方法などを詳しく説明したいと思います。


材料の準備

今回自作の際に用いた材料は以下の通り。

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材料単価個数
赤外LED SLR-932AV-7K 30円×2
LEDソケット 3V用(51Ω)210円×2
電池ボックス(単三×2、スイッチ付) 70円×2
ストロー(セット)100円 
合計720円 

基本的にはGamiさんのレシピ通りですが、プラスしてセンサーバー胴体部分としてストローを用いています。ストローは以前100円ショップで購入して大量に余っていたものを利用しましたが、家庭内に余っているものやコンビニなどでもらったストローを使えばよりコストダウンできるかと思います。(もっとも、自分の製作法ではストローは半透明であることが一応前提にはなってますが。)

ストロー以外の部品は全て秋葉の千石電商本店で購入しました。千石電商での部品購入は初めてだったので、素人には結構とまどいましたね。最初「赤外LED」と「赤色LED」の違いが分からず、思わず「高輝度・赤LED」というのを買いそうになりました。一応店員に確認してよかったです。赤外LEDはその名の通り目視できない赤外光を発するLEDで、赤色のLEDとは異なりますので注意が必要です。

ちなみに各パーツの販売場所は、2階入ってすぐの左手壁側に通常光LEDがあり、その2段目・左端にLEDソケットはありました。赤外LEDはその反対側、フロア中央の引き出しに入っています。電池ボックスについてはフロアが異なり、B1階で売られていました。


LED発光部分作成手順

まずは、赤外LED発光部分を作成します。最初に、LEDソケットの加工から。

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LEDソケットは最初からLED装着部に2本の銅線、必要な抵抗が一体化しているもので、半田付けの手間を省いてくれます。ただ、銅線先端の被覆はそのままですので、適当な長さ分だけ被覆を剥いでやる必要があります。自分の場合、約15mmほどはぎ取りました。被覆の除去は以下のページを参考に、カッターを用いて転がすように少しずつ切れ目を入れて行いました。

ITmedia PCUPdate:第1回 ハンダこての基本操作から始めよう (3/3)


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被覆を剥ぎ終わったら、その部分をよじってまとめた後、電池ボックスへと接続します。通常赤線がプラス、黒線がマイナスとなりますので、電池ボックスで電池の凸の絵がある側に赤を、スイッチ部分に黒を接続しました。本来は半田付けすべきところですが今回は無いので、しっかりとねじって接触不良が起こりにくくしておきます。


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あとは電池をはめ、LEDソケットに赤外LEDを差せば完成。LEDは脚の長い方が+ですので、赤線のソケットに差します。こちらも本来は上記右画像にあるように、LEDの脚を短くするのが筋なのですが、失敗した場合のことを考えて切断せず利用しています。これでも一応電気は通りますので。

以上の作業をもう一つ分繰り返せば、LED発光部分作成完了です。


センサーバー胴体作成手順

今回参考にさせて頂いたGamiさんの自作センサーバーはLED発光部分だけでしたが、これだと2つのLEDの間隔や向きなどを一定にするのがなかなか困難です。そこで、センサーバー胴体部分を、ストローを用いて作成することにしました。(ちなみに、ストローを選んだのは、ちょうどコンビニで帰りにジュースを買い、ストローをもらったからで、実は完全の思いつきだったりします。)

今回作成したセンサーバー胴体では、2本のストローを用い、LEDの間隔を微調整できるように制作しました。というのも、PC向けのセンサーバーの場合、かなりディスプレイとWiiリモコンが近づくので、普通のセンサーバーのLED間隔だとちょっと広すぎたので。通常の間隔からPC向け、両方に対応できるようにしたわけです。


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手順としてはまず、ストロー2本を各々約11cmほどの長さに切断します。次に、そのうち一方について、中心部分を幅約2mmほど、長さ9.5cmほど切り取ります。これは、もう一方のストローにスムーズに差し込むためです。この切り取る際、最後、端の部分を若干余らせておくと、ストッパー代わりになっていい感じです。


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次に、LEDを差し込む部分を作ります。今回使用したLEDは先頭部分が直径5mmぐらいでしたので、まずストローに4mmほどの間隔で2本の切れ込みをカッターで入れ、その中心部分を縦に切ってH型の切れ込みを作りました。この部分にLEDを押し込んでやると、H型の部分が折れ曲がり、LEDを両側から挟み込むようになって安定感が増します。とはいっても、差し込んだだけではさすがに弱いので、実際にはさらにテープで補強して使用しました。これを両方のストローに加工して完了です。


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上記がその完成したセンサーバー胴体にLEDを装着したものです。上側が大体センサーバーの幅に相当する長さの場合、そして下側がもっとも短く縮めた場合の画像となります。1つのセンサーバーで通常と短いのに対応しようとするとこれが精一杯ですね。これ以上間隔が広いものor狭いものが欲しい場合は、それ専用に制作した方がよいでしょう。



完成例

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以上、制作したLED発光部分とセンサーバー胴体を組み合わせることで完成。上記がその完成例となります。


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赤外LEDの光は赤外光ですので目視では確認できませんが、携帯のカメラなどを用いれば光っていることが確認できます。上記画像の上側が電源OFF、下側が電源ONです。ちゃんと動作しているかのチェックにいいでしょう。目視では分からないので、電源切り忘れには注意が必要です。


自作センサーバーを用いたWiiリモコン使用

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早速、作成した自作センサーバーでWiiリモコンを操作してみました。WiinRemoteを利用した例は、すでに先日のエントリの段階で自作センサーバーを利用しています。ちょっと離れすぎると時々赤外光感知結果が点滅したりしますが、おおむね良好に利用できています。

また、通常センサーバーとTVに設置し、WiiリモコンでWiiを操作しましたが、こちらも良好。ただやはり多少LEDの光が弱いので、本体の感度設定を通常は感度2の状態で利用していましたが、自作センサーバーは安定性を高めるため感度4で利用しました。こうすれば、カーソルがふるえることもなく、安定して使用することができました。


まとめ

以上、自作センサーバーの紹介をしてきましたが、半田付けも行わず、手軽に自作センサーバーを作成できるので、「見た目気にせず、とりあえず自作センサーバーが欲しい!」という人にはお勧めな作り方です。とはいえ、電池ボックスとストローという構成なので耐久力は無く、持ち運びようのワイヤレスセンサーバーとしては利用しづらいですね。TV向けには通常のセンサーバーを利用するでしょうから、結局は自分のように、WiinRemoteを利用するためのPC用センサーバーとしての利用がメインになるかと思います。

今回の自作センサーバーを見ても分かるように、とにかくセンサーバーの仕組みはシンプルです。海外ではすでにいくつかワイヤレスセンサーバーも出ていますね。

Go Nintendo ? Blog Archive ? Nyko’s wireless sensor bar- What are you waiting for?

Wiiにサードパーティ製ワイヤレスセンサーバー - Engadget Japanese

そのうちゲームテックやHORIあたりが日本でも出してくると思うので、持ち運びようのワイヤレスセンサーバーが欲しい方は、そうした製品を待つのもいいでしょう。今すぐ自作センサーバーが欲しいと言う方や、今回のエントリを見て単純に知的好奇心をそそられた方、一度自作センサーバー作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

たかたか 2007/01/11 23:17 Wiiは結構離れてもリモコンと本体がつながっているので、
隣の部屋のTVなどと長めのAVケーブルでつなぎこの自作
サンセーバーをTVに設置すれば、リモコンだけもって
いろんな部屋でWiiが操作できるかも。

Wiiを2台買えって声もありそうだけど、これならセーブ
データもバーチャルコンソールもそのまま使えるから
便利では?

あ、これなら対戦も別々の部屋でできるかもしれない!

wapawapa 2007/01/12 02:46 >たかさん
自分も、PCのディスプレイにWiiをつないでプレイするとき、自作センサーバーが使えるかな、と思ってます。いちいちセンサーバー移動させるのも面倒ですからね。センサーバーはやたら線が長い割に細いので、あまり持ち運びしていると断線しそうで怖いです。市販してませんしね。

たかたか 2007/01/12 10:33 うちは木造2階建て(かなり古い)で1階にWiiは置いていますが、音を大きくしてリモコンでどこまでいけるか試したところ階段は問題なしで2階でも動いているようでした。

Wiiは5mが接続距離とありますがこれはあくまでサンセーバーをWiiリモコンが認識する距離かと思いますので、サンセーバーさえあればブルートゥース規格の接続距離(大体10mくらい?)は出せるということなんでしょう。

1階と2階でWii Sportsやってみたいなぁ〜。
ノックアウトしたとき遠くから叫び声が聞こえるかも〜。

MojoMojo 2007/01/12 12:56 たかさんの理論によるとBT到達範囲であればセンサーバーの増設と映像分配器で簡単にマルチディスプレイによる遊戯が可能になりそうですね、まぁ見ている画面は同じですが。

人数の多い対戦時に使えるかもしれませんね

たかたか 2007/01/12 21:27 バーチャルコンソールのスト兇琶未良屋からいきなり乱入〜なんかもおもしろいかも。

ワイハワイハ 2007/01/13 23:42 豆電球2個でも、認識はしますね。
ちょっと明るすぎるのが難点ですが。

wapawapa 2007/01/17 03:14 >たかさん
貴重な実験結果ですね。映像出力の分配が難しいかもしれませんが、音声はWiiSports程度ならリモコンのスピーカでもプレイできますし、2階と1階という対戦も可能かと。

>Mojoさん
隣の部屋ぐらいだったら結構できるかもしれませんね。

>ワイハさん
豆電球でも大丈夫でしたか。豆電球でも赤外線は出ているんでしょうね。比較的手軽に代用できていいかもしれません。

タナヒタナヒ 2011/11/30 22:10 イイヨーーーー

ふわっちふわっち 2018/03/26 23:08 >たかさん
AVケーブルとセンサーバーだけでなぜいろんな部屋で対戦ができるんですか?
それこそWiiが2つ必要じゃないですか?
あと、サンセーバーになってますよ笑

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