朝井リョウあそび

今週のお題「最近おもしろかった本」

近ごろ読書がオシャレなんですって?
あらまぁ。
IGでも雑誌に”読書”ってタグをつけている人を見かけ、
少々驚きを隠せなかったりします。

さて先日、こんな本を読みました。
朝井リョウさんの『時をかけるゆとり』。


朝井リョウさんはペンネームだと思うのですが、
漢字の響きから仮に苗字の「朝井」は本名とします。
「本名では『リョウ』は漢字だろう」と勝手に考えた自分は、
リョウの本名と思われる漢字表記をあれこれ考えては当てはめて遊んでいました。

  • 幼稚園のときによく遊んだリョウくんと同じ字
  • 同級生だったリョウタくんと同じ字
  • 母の好きな作家さんのリョウヘイさんと同じ字
  • 背泳ぎの入江リョウスケさんのリョウと同じ字、
  • 自分が応援しているサッカークラブに過去在籍したリョウと同じ字
  • ゴルフの石川選手と同じ字。

案外「良」?

りょう、りょう、りょう・・・様々な漢字が頭に浮かびました。
本書の読中も読後も、これだけで1週間くらい遊んでいた気がします。
楽しいので、ググったりしていません。
未だ自分の中では、朝井リョウさんは本名の漢字+カタカナ説にとどまっています。


前置きが長くなりました。
実は本書購入時には、あまり期待してなかったのですが
主たるトピックは、ご自身の大学時代のエピソードです。

内容に触れてしまうと、本書の瑞々しさが損なわれてしまいそうなので
ここでは書きませんがアホすぎてかなり笑えます。
(自分の大学のときだって、アホだったくせに・・・)

そして、豪快ななかに見え隠れする繊細さや自虐性は
「今っぽいなぁ」と感じさせられるのです。

読み終えて少し経つのですが、本棚に本書の存在を確認すると
手にとって再読したくなるくらい不思議な存在感を放つ一冊です。

エッセイ好きな自分としては、また彼のエッセイを読みたい。
書いてください!
と思えるおすすめの一冊です。

からだ第一。身体第一。カラダ第一。

ここ二日ほど、気持ちよい空気です。
昔は大好きだった夏を前に、今から夏バテを心配してしまうほど
三十路の己のカラダは繊細です。

実は自分は本にっきでも普段の生活でも、この「からだ」の表記を
意図的に使い分けています。

身体:身体論的
からだ:生理学的
カラダ:視覚的プロポーション


今回は、カラダのお話です。
さかのぼること3ヵ月前。

十年以上のお付き合いになるヘルスメーターの乗るたび、
ヘルスメーターさんは残酷な数字をたたき出します。

「まぁ、気候的にあたたかくなれば汗もかくし、活動的になるだろう」
と、たかをくくっていました。

3ヵ月前につけ始めたダイエット日記を眺めると、
ダイエットを始めたときより醜い数値に驚かされます。
同時に、鏡に映る自分のものとは思えない程たるんだカラダに
喝を入れる気力もありません。

そこで、この3ヵ月の食生活以外を含めた生活全体を見直すことにしました。
ここで役立つのが、記録大好きな自分のノートさんたち。
「アツマレ〜(今野選手のモノマネ風に)」


・・・動いていない。
これは、デスクワークの自分が、
風邪をひいたり、腰痛やストレスに抗いながら働いてばかりいたからでしょう。

仕事で大切な案件を任され、自分もそれを大事にし
自分なりに精一杯取り組んできたこの3ヵ月。
それは、ワーカホリックな友人たちの様子に影響され、
本質的に自分の関わる仕事の愉しみをようやく感じられるようになり、
自分なりに必死に取り組んできたことがうかがえます。

おかげでサッカー観戦時はへとへとだったりするのです。


ここでクエスチョンがつきますね。
「ちょっと待てよ」

仕事って、自分の生活を充実させるためにやってきたよな・・・と。

その仕事のせいで、大好きな洋服を着られなくなるくらい太るって、どういうことなの?と。


自分にとって、ダイエットは自己満足です。
見た目(カラダ)と身体の軽さ(身体)を求めて、
ひとまず今宵はゆったり眠りにつきたいと思います。