物思いにふける@HatenaBlog

音楽など自分のやりたいことの棚卸し。物思いにふけって時間を有意義に過ごそう

Fender Rhodes系のソフト音源を試す

はらいた通り越してウイルス性のなにかでしばらく寝たきり生活をしています。抗生物質キメてなんとか元気になってきたのでtwitterでTLをぼんやり眺めていたところ、Fender Rhodesの話題がっ。Rhodesといえば、言わずとしれたエレピの王様。ファンキーなバッキングからメロウなトレモロトーンまでこなす名機です。

自分はこの音が大好きで大好きで、Rhodes系の音が入っている曲ならなんでも昇天できるというくらい好き。Wurlitzer系よりも、Rhodes系のほうが好き。自分で鍵盤を弾く人なのでエレピ系のトーンを使うことが非常に多いのですが、なにぶん所有している鍵盤での出音がイマイチなため歯がゆい思いをしていました。KORG Trinityのエレピはキラキラしすぎているというかベルトーンがキツいし、Roland FP-3のエレピなんて、サステインなさすぎて全然気持ちよくないし。。。。

そこで、ソフトで補えないかなと思い情報収集をし、いくつか試してみたものを紹介していこうと思います。

  • Scarbee Keyboard Gold Bundle (Scarbee C.E.P) ※要 Kontakt もしくは EXS24 MkII

http://www.scarbee.com/products/kgb_k2/
雑誌でエレピ系の特集をやるときには大抵デモ音源がついてくるくらい有名なサンプリング音源で、このバンドルは、Rhodes含めWurlitzerやClavinetといったエレピと呼ばれる鍵盤をかたっぱしからサンプリングして収めてあります。その中のC.E.PというのがRhodesをサンプリングした音源です。音の印象はひとそれぞれあると思われますが、思いっきり鍵盤弾いたときのブリッとした音を聴いて「コイツだ!」とほれ込んでしまいました。あと、バンドルについてくるVintage Keyboard FXというプラグインエフェクトがとっても鍵盤向きで使いやすいのです。エレピに必須のTremoloやPreAmpやPhaser、Chorus、OverDriveなどなど、エレピと相性のよいエフェクトがひとまとまりになっています。 ↓ Vintage Keyboard FXのスクリーンショット


  • Mr.Ray Mark II

Mark IIになる前はフリーウェアだったのですが、今は残念ながら(?)有償になってしまいました。demoを聴いた感じ、Scarbeeほどではないのですが、フツーにエレピの音がします。変なコロコロ感も少なく、自然です。Mark IIになる前のフリーのプラグインは、http://www.genuinesoundware.com/?a=showproduct&b=37 で入手できます。ただし、WindowsのVST限り・・・ これがAUとかで使えればいいんですが。。。



Apple Logicに標準でついてくるSoftware Instrumentsです。なんといっても軽い! scarbeeとかはサンプラに読ませるので起動時に多少なりとも時間がかかるのですが、こいつは軽い。でもそれだけ。音はコロコロしてるし、エレピの音というよりも、「EVP88」の音って感じがします。


と、何気なく3つ挙げてみました。ほかにもNative Instrumentsの「Elektric Piano」がありますが、これは弾いたことないので却下です。しかも今度発売されるKOMPLETE 6からも外れてディスコンになっちゃいますしね。あと、DigiDesignの「Velvet」というのもありますが、対応フォーマットがRTASのみというのが気に入らないのでデモも聴いていません。orz ただし、評判はScarbeeと並んで良いようです。

自分は、最終的にScarbeeのバンドルを買うことで落ち着きました。EVP88などの付属のものでも、Vintage Keyboard FXで整えてあげるとそれなりにいける音になります。なので、軽くスケッチを録音するときはEVP88+VKFXを使い、方向性が決まって曲にしていくときは、C.E.Pに差し替えたり、という使い方をしています。

ああっ。本物が欲しいな!でもメンテナンスが大変みたいです。なので、コレ↓を狙っています。
KORG SV-1

冬のボーナスで、いけるかな。次は、ハードを色々試奏してエントリを書いてみようと思います。