「Opening EXHIBITHION」(ギルドギャラリー)

http://guildgallery.net/


移転したギルドギャラリーの、オープニング記念の展覧会。
id:shushushujiくんの作品が出品されているということで観に行ってみる。
行ってみるとギャラリーはとても小さな所で、
小じんまりとした商業ビルの2階を間借りしてます、って感じが好きになった。
暗くなってから訪れたので、信号待ちで横断歩道の向こう側から見ていると、
まるで天神橋の袂の灯台のように思えた。


ギャラリー内は、絵画・切り絵・写真・オブジェなどの作品が所狭しと並んでいる。
ブログ上でしか知らない人とはいえ、
id:shushushujiくんの写真を贔屓に観てしまうのかなあと思っていたけれど、
決してそんなことはなく、心から彼の作品を楽しませてもらった。
良かったのは机に置かれていた白い表紙の作品集で、
なにも言葉の説明がないのに写真だけでテーマがみえてきて、
その写真の一枚一枚に写っているオブジェクト達から
それぞれになにか言いたげな意志を感じてしまった。
ブログからリンクされているHPの写真では気付かなかったことだ。
写真集っていう形態はこんなに力のあるものなんだ。
もしかしたらこういうのも写真をやる醍醐味だったりするのかな。


いい作品集だと思ったので、あえて他に感じたことを付け加えて書く。
写真の選択でもう2枚ほどカットしてもいいのかな、と思えたものがあった。
もし自分で選んでいるのだったら、たまに他人にやってもらうと意外な発見があるかも。
(それを誰に頼むかが難しそう)
ギルドに置いてあった中で一番完成度の高いブックだったけど、
写真の隅の貼り方などに気を付けるともっともっといいものができそう。
(今でも十分きれいで丁寧なんだけど)

『オペレッタ狸御殿 』



鈴木清順監督作品。
前回の『ピストル・オペラ』にがっかりしたので、DVDで観る。
この作品からも『ツィゴイネルワイゼン』から始まる大正ロマン三部作や、
『殺しの烙印』のような衝撃は感じられず。
理由はいろいろと考えられるけど、
観る側を突き放すようなクールな姿勢でつくっていない気がする。

「TAKENAKAデザイン展2006大阪〜御堂筋から」


今度行く予定にしている講演会の展示でもあるので観に行く。
でも竹中工務店設計部の作品で構成されていて、
思っていた通り、講演をされる建築家とは関係がなかった。


ゼネコンの設計って面白くないイメージだったけれど、
アトリエ系事務所?って感じの設計で果敢にコンペに応募されてる方の
プレゼンボードや模型もあって気に入ってしまった。
コンペで佳作や優秀賞をとっているけど、
なかなか一番がとれなくて実作につながらないみたい。
筆記具を忘れて名前を控えられなかった。
期間がまだあるので、機会があればまた行ってみよう。
あと《聖ヨゼフ学園 京都暁星高等学校》の環境に配慮した設計も興味深かった。
改築のために解体したコンクリートの廃棄物を敷地に敷いて
再利用していたりなどの工夫が説明されていた。
こういうところはゼネコンの強いところなのかな。
ギャラリーの窓からは、社員の方が建材の耐性の実験をされているのが見えた。