藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

便利さと危機感。

腱鞘炎が治らず、止むなく薬に頼る。
初めて知ったが慢性化すると十年とか、回復しないこともあるらしい。


あわてて湿布にサポータ。


コーヒーショップの人に屈託なく「あ、江戸時代のきゃはん(脚袢)みたいですね」。


きゃはん。


それを言うなら「手っ甲」だ。


けど気分は松尾芭蕉
が新宿通りでコーヒーカップを持って信号待ちしていた。

サワサワ忍び寄る2.0


はてなの日記がアカウントごとの切り替えが必要なくなり、また便利に。
いろんな「スクラップ」をまとめて、すぐにupできる。

このあたりの「1クリック減」は作業効率にモロに影響する。


どうしてもワード文書で書いていた原稿も必要なくなった。

旅先で携帯電話からスクラップ帳を眺めて、
いろいろと「気になること」に思いを馳せたり、はごく自然にできる環境だ。


実務に使えるグループウェアもある。


折しも、電池の消耗が激しく(本当に電池そのものが「パンパンに」膨張するんだね)
最新の携帯に変えて驚いた。


旧電話は3年あまり前のモデルだったが「隔世の感」。


インターネットの速度upと、
ディスプレイの解像度と大きさ、
何よりフルブラウザを見て、はっきりとPCの終わり、を意識した。


頼まなくてもGPSまで付いている。
「あなたは四谷見附交差点、にいます」


ギョギョ、これ「向こうから見たら」やっぱ神の目や、とか思いながら。


10×14mmのメモリーカードは容量1ギガ。
最新のツールには触れておいたほうがやはりよいな、と感じた次第。

どんどん「あちら側」は便利になっている。


しかも、どんどん「仕事」でも使えるモノに。


さて、こちらがわの企業は大変だ。(汗)

身体の一部になったあと


もっともっと進化し「あらゆる機能のポータル化」するのだろう。

家の鍵、本人の証明、料理や酒のレシピ、処方箋、戸籍、税金、成績、履歴、免許……



カレンダ、予定表、学習ノート、読書、授業、会議、選挙、投票、入国(パスポート)、映画にコンサート。


食べると飲む、意外は大体可能か。


そんなものの先にあるのは何だろうか。



自分の興味のあるもの、や欲しかったモノや情報、そんなものを「ひとりでに」集めて教えてくれる『魔法の杖』とか。

「このお客さんとは商談の成功率、高いですよ」とか
「このお店、合うはずですよ」とか(関係ないが、真のグルメは「店構え」を見ていい店かそうでないかをほぼ正確に言い当てる。自分はまず当たらないが。)


「今すれ違ったあの人、実は相性いいですよ」とか
「この人と付き合うべきです。」


なんてなるはずはないか。


発想が貧困だ。