藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

バーチャル技術の未来。


ゴーグルのように頭にディスプレイを巻きつけてみるVR端末。
付けてしまえばなかなかの映像が見えるけれど、これを「さあ、今から見ようか」と思うかどうかというと、今"テレビのスイッチを入れる"という行為よりも数倍は大変そうだ。
つまり全然使わない可能性がある。

一方、youtubeを始めとした動画配信は、本当に日々日々提供される動画の質が4k、5kと上がっている。
数年前の、素人が何でもアップしてみるyoutubeとは隔世の感がある。

そんな中でもメーカーとかコンテンツ制作のプロがアップしているコンテンツ群はやはり別格だ。
いわゆるフリーコンテンツ市場の「質」を牽引していると思う。

今主に4Kで提供されつつある各種の動画を見ていると、近いうちに(ヘッドアップディスプレイではなく)「この辺りから」、バーチャルリアリティの世界が開けてくるような気がする。
今のもう少し上のクオリティで、ディスプレイがもう少し大きくなれば「飛躍的にリアル感が増す」閾値があるような気がするのだ。
もう世の中は「それ」に近いところまで来ているのではないだろうか。

ネットが普及する前からバーチャルリアリティが試行され始め、ほんの二十年で相当なレベルに達していると思う。

「ネットワーク+バーチャル技術」がいよいよ実生活の「リアル部分」を少しづつ置き換えて行く時代に入りそうだ。

ゲームや遊びでしかなかったように見えた技術が、どんどん短いサイクルで「生活」に入ってくる。
これからも技術はそんな意味で注目していきたいものだ。