ウエストウッド・メモリアルパーク(Westwood Village Memorial Park Cemetery) その1

灯台下暗しとはこのことじゃ。
5年もこの辺りを行き来していながらこんな閑静な空間があるとは露知らず。

マリリン・モンローのお墓があっち(ヴェテラン・アヴェニュー沿い、この墓地から徒歩5分)の巨大な兵士たちの墓地にあるというガセネタもはじめっから全然信じてなかったけど。実はこっち、こっち。

公立図書館のとなりのとなり、高層ビルの谷間を入って行って、ひっそりとした、でもとても明るい緑の芝生の墓地がありました。



これは、不思議な空間。都会的雑音の音量が急にしぼんでいく感覚。ハリウッド・セメタリ−よりも全然明るい感じがするのは、管理が厳しいからかな。狭いし隅々まで手が行き届いてるよう。

ぱっと目につく新しい墓石のものには、意外にもセレブでなくて、フツーの地元民のものなのだな。イラン系住民らしき方々のお墓が多い。フツーといってもやっぱり、お医者さん(MDと記)とか、お金持ちとか、コミュニティーのなかでは名の知れた偉いひとたちなんだろうけどね。移民して、この辺りで商いをはじめて、成功して、家族を残して、ここで永眠ー? きれいなお花も添えてあって、ご家族が近くにいるのねっ、きっと。このプロキシミティーが活きた墓地の雰囲気をつくってるんだろうな。これは嬉しい発見だった。

さらに、土に埋め込まれてる石碑には1910年、1920年代埋葬の古いものが多い事もびっくり。その頃、この辺りは私有地であれ牧場とか、農地に近かったはず。周りを囲む摩天楼からは想像もつかないほどにね。

さて、「セレブ」編。ビリー・ワイルダージャック・レモンウォルター・マッソー(大好き!)といった最近ご逝去された方々を除けば、目立ってない。ジョージ.C.スコットのはマッソーの隣なのに墓石には一行も書いてない。気難しさもここまでとは!(無地が多いので未売買かなと思い、後でネットで調べて知った。)

その他は見つからないっ、見つからないっ、と探し回ったあげく、意外なところで発見。モンロー見つけるまで20分くらいうろうろした。

でも撮った写真、間違えて消しちゃいましたので、次回その2でまた紹介するね。