Hatena::ブログ(Diary)

W&R : Jazzと読書の日々 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009/05/06 DAT DERE このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

今日はなんで休みなの? 憲法記念日子どもの日、どっちの代わり?


DAT DERE

1960(Oscar Brown Jr. / Bobby Timmons) Diane Roy


Hey mama, what’s dat dere?

And what’s dat doin' dere?

Hey mama, up here! Mama, look at dat over dere!


ねぇママ、あれ、なーに?

あそこで、なにしてるの?

ねぇママ、こっちきてー!

あっちあっち、みてみて!

あれって、なにしてるの?

あの人たち、どこいくの?

あのゾウさん、ちょーだい


おイスにいるの、だーれ?

あそこで、なにしてるの?

ねぇママ、こっちきてー!

あそこにいっても、いい?

「チャント」ってなーに?

「ホットイテ」ってどこ?

あのゾウさん、ちょーだい


静かにして! 何もないの

「誰?なぜ?どこ?」って

いつも知りたがってばかり

もうやめて、おチビちゃん

-------

でも質問はどんどん溜まる

あのゾウさん、ちょーだい


ブラシするの、イヤーッ!

アタシのクマさん、どこ?

ねぇママ、こっちきてー!

みてみて、カウボーイさん

あのおクツ、はいていい?

あのゾウさん、ちょーだい


datはthat、dereはthere。どちらも舌足らずな子ども言葉。質問攻めにしてママを困らせています。ロング・バージョンでは「she」と呼ばれているので、お嬢ちゃんですね。そんな彼女もやがて大きくなり、恋をし家族を設ける。すると今度は、自分の子どもから質問攻めに会うという内容。因果は巡り巡って、ゾウさん好きの子はゾウさん好き。

ジャズメッセンジャーズのピアニストボビー・ティモンズ1960年に発表したインスト曲。自らのトリオで演奏しファンキー・ジャズの代表曲となったが、これを同年オスカー・ブラウン・ジュニアが愛らしい歌詞でボーカリーズした。もともとは「ダディ」と呼びかける男の子バージョンになっている。


D

The Big Beat
The Big BeatArt Blakey

Blue Note 2006-08-21
売り上げランキング : 129860

おすすめ平均 star
star楽しくてしょうがない
starやはり…リマスター大失敗。
starウェイン・ショーター時代の幕開け

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ほら、これってカッコ良い曲なんです。歌詞に騙されちゃいけません。トランペットリー・モーガンサックスウェイン・ショーターを迎えてのジャズ・メッセンジャーズ。ボビー・ティモンズ自身のピアノも軽快。バックからボス、アート・ブレイキーのドラムが目を光らせています。


ジス・ヒア(紙ジャケット仕様)
ジス・ヒア(紙ジャケット仕様)ボビー・ティモンズ サム・ジョーンズ ジミー・コブ

ユニバーサル ミュージック クラシック 2008-04-16
売り上げランキング : 121046

おすすめ平均 star
starこれは「濃い」ぞ
starこれは「濃い」ぞ
starボビー・ティモンズの最高傑作は「濃い」ぞ

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ジャズ・メッセンジャーズのアルバムは1960年3月。でも「ダット・デア」はすでにボビー・ティモンズの初リーダー作で発表されていました。1960年1月。こちらはピアノでハードボイルドに攻めてます。自分の名刺代わりに作った曲。


ゼム・ダーティ・ブルース+2
ゼム・ダーティ・ブルース+2キャノンボール・アダレイ バリー・ハリス サム・ジョーンズ

EMIミュージック・ジャパン 2002-06-26
売り上げランキング : 152361

おすすめ平均 star
star最近ジャズを毎日聴いてますが
starWORK SONG
starこれぞ

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

このダークな雰囲気。俺にもやらせろ、ということでキャノンボール・アダレイ。ティモンズをピアノに迎えての「ダット・デア」。これも1960年です。キャノンボールの分厚いサックスがここでも火を噴いて飛び回ってます。「ワークソング」も入ってて、このアルバム、良いですね。


ポップ・ポップ
ポップ・ポップリッキー・リー・ジョーンズ

MCAビクター 1998-03-21
売り上げランキング : 18515

おすすめ平均 star
starスゴイ!
star名盤
starこりゃイイわ!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

1979年『浪漫』でデビューし、グラミー賞を総なめしたアーバン・ロックのリッキー・リー・ジョーンズ。テンポの取り方、歌の崩し方がデビュー当初からジャジーです。そして1991年。『ポップ・ポップ』なんて可愛いタイトルが付いてますが、ベースはチャーリー・ヘイデン、サックスにジョー・ヘンダーソン。こんな硬派なジャズはありません。どのスタンダードも崩壊寸前の絶妙なバランスでアレンジしてあり、彼女の存在感を印象づけています(試聴はこちら)。