境界

精神世界EX20040918へのトラバ記事。
>>矛盾が無い限りは
そうでもないです。存在自体がその存在を脅かす存在というのも存在するのですよ。
人間は確固たる信念を持って生きるべきだ、と考える人間の中には、確固たる信念を持っていない人間は人間でないから消さなければならない、と考えて、ある程度の断罪を自らに許し、破壊行為を行なう人がいます。これは驚くべく割合で人々の中に存在し、更に驚くべきことにこうした社会通念に組み込まれる一般概念を基礎に突飛な行動に出る人は狂人だとあまりみなされないこと。実際に殺ッちゃったら狂人ですが、潜在的に自分は断罪することを許されている、と思い込んでいる人はたくさんいます。
狂人かどうかは、基本的には一般倫理に違反している度合いによりましょう。そこで、共感できたり、理解できる場合、彼は可哀そうな常識人となり、そうでない場合、それは狂人として扱われるといった具合。これは同意。
我々の社会のルールは我々自身が身を守るために積み上げていった我々の知恵。そこから逸脱せぬように自らを律し、同調せねばならない。しかしそのためには自らを破壊することも厭わなければならない。その苦悩な中で共存の道を模索していくのが人類って奴なのですね(何偉そうなことを)。
まぁ、この辺りのことは一々穿り返すよりフーコーでも読んだ方が早いのかもしれませんが。中々難しいですよねぇ。言ってみりゃあ誰もが変態であり、変態でない人物は独自性を持たない集合平均の人なのだけれど、皆が変態性を有することが推奨されるindividualismは我々の身を守ってはくれない。頭一つ抜けることが他と違いを見せる機会だが、見せた瞬間叩かれる。後はバイタリティと取り入る力。

迷宮王国

迷宮キングダムやりました。めきゅきん。
"虎の尾を踏む"ロック(武人国王)、"ハンドキャノンの子"ペナトナッシュ(神官)、"血沸き肉踊る"ミッドナイト(職人忍者)、"鉄の"クレイモア(騎士商人)というメンバーでした。
まぁこれだけみりゃあ、よくあるパーティーなんですが、大臣がいないということで武人国王は後列支援型の大臣タイプに。で、関係をノリでダイスで決めたところ偉いことに。
国王→神官:忠誠、神官→国王:不信、神官→忍者:忠誠、忍者→国王:愛情、騎士→国王:愛情
と凄く妙な関係に。ここで国王を女王とかにすれば話は簡単だったんだが、騎士と忍者が若く神官騎士がナイスミドルだったため、「じゃあ金髪碧眼の美少年(15歳)で」と。
国王は総受けに回りました(いや何の話だか)。
もう。何が起きても「ど、どうしよう、ペナトナッシュ?」「これだからお前に任せるのは…」「若、ここはお任せを…」というこういう、腐女子臭い展開に。
王国で国王迷宮探検隊の帰りを待つ「逸材」は料理人で、二つ名は"毒をもって毒を制す"。王国名は「正統英雄合衆国」。かなりアホです。

シナリオはルルブ付属のものをやったんですが。あんなバカなゲームなのかと。
とある女性キャラがダンジョンにいるので確保してくるというシナリオなんですが。
「女性キャラってどんな能力持ってます?」
「ダイスで決めよう(コロコロ)…宦官。
「それは女性なのか?」
「(笑)振り直しで。医者で。」
「名前ランダムで決めよう(コロコロ)"血沸き肉踊る"」
「血沸き肉踊る医者かよ。」

そして、ラスボス戦はゴブリンが可哀そうでした。
むしろゴブリンに同情します。
(以下ネタバレ反転)
敵陣前衛に底なし沼のトラップがあるあそこ。まずわざと後攻にしてオーガとゴブリンを分離。オーガをゆっくり始末した後、敵陣本陣に「闘技場」設営。次に敵陣後衛に「闘技場」設営。押し出しでゴブリン全員底なし沼へ→HP1なので自動死亡。多分ルール間違ってると思うけど、エグいコンボだ…