PE-480SGの電源(正攻法編)

さて、ヤフオク等で安価で入手可能なNational PE-480SGをなんとか活用しましょう、という話。

まずは正攻法。
・正規品の電源を中古で入手する
かつては、ACアダプタと、単1電池8本で動作する「TRパワーパック」という製品が存在していた。ただし、ヤフオクにはそう頻繁に出品されず、本体に比べれば割高(と感じられる)かもしれない。一応、ACアダプタ(AC電源ユニット3型 PP-AJ/P3)は5,000〜7,000円、TRパワーパック(PW-200)は12,000〜17,000円が相場といったところか。ACアダプタ、TRパワーパックとも330V用(電源コネクタが2ピン)と480V用(電源コネクタが4ピン)があり、PE-480SGに対応しているのは480V用であることに注意。

・ニッシンのパワーパックプロ
ストロボメーカーのニッシンが、ニッケル水素電池を使用したPE-480SGにも対応するパワーパックを販売している。本来、ニッシンのストロボの高速チャージ用だったようだが、他社ストロボにも対応させたようだ。
最近の設計なだけあって流石に、電源2本出しやチャージ時間など、スペックは高そうだ*1。ただ、約45,000円という値段を高いとみるか安いとみるか。一応、ナショPの現行品PE-60SGは乾電池対応パワーパックがついて6〜7万円だ(添付パワーパックはチャージ遅そうだけどね)。

ということで、正攻法の紹介でした。…ということは「邪道」があります(笑)

*1:純正の乾電池パワーパックはフルパワーでチャージに最悪10秒以上かかる

バルダックス

xiao_bancho2009-10-18

某量販店のジャンク籠から。1000円。
レンズはかびているが、蛇腹のダメージはほとんどなさそう。絞りもシャッターも動く。シャッタースピードはよくわからんが。データは今後調査しよう。

Balda Baldax
 レンズ: Mayer Gorlitz Trioplan 1:4.5 f=7.5cm
 シャッター: PRONTOR

それにしても、量販店のジャンク籠にこんなクラシックカメラが転がってるとはね。廉価モデルらしいし、現在の取引価格もそんなに高くないが、それでもドイツ製だししかも戦前の品だ。

AP現像タンク

xiao_bancho2009-10-16

120フィルムの現像にはAPの現像タンクを使っている。
http://www.lpl-web.co.jp/products/photo/dark/tank.html
パターソン等と同様、フィルムの巻き込みはリールの上下を交互に回すだけで簡単だし、このリールで135フィルムと120/220フィルムの両方に対応している。一種裏技だが、220フィルムが巻けるということは、120フィルムをつなげて2本分巻くことも可能だ。
弱点は、湿度が高くなるとリールとフィルムの間に摩擦が生じ、途中で巻き込めなくなること。ダークバッグの中は真冬の屋外でもない限りどうしたって高温多湿になるため、いくらリールを乾燥させたところでかなり高い確率で巻き込みが止まってしまう現象が発生する*1。質が悪いことに、一度巻き込みが止まってしまうとフィルムを外すことは困難。強引に外そうとしてフィルムに折り目がついてしまったこともある。
LPLやマスコなどの現像タンクとリールを導入することも考えたが、現像タンク自体そんなに安いものではないし、リール1本で120フィルム2本巻けるメリットは捨てがたい。

問題は湿度。
表面の湿度を減らし、さらさらにしてやればいいのだから…

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   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
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     ('A`)
     ノヽノヽ
       くく

リールにベビーパウダーぶっかけてやればいいんじゃね?wwww


まだ2回ほどしか試していないが、概ね効果はあるようだ。先ほど2本巻きも試してみたが無事現像できた。流石にベビーパウダーが現像液に混入するのは気分が悪いので、予備水洗は必須だが。あと、フィルムを巻き込む際にはフィルムの角を切っておいた方が引っかかる確率は下がる。

*1:はじめは、ダークバッグの外でテストしても起こらないため原因の特定に難儀した。