経済月報2月号出来ました

水道水が飲める国は世界で13カ国だけなんですね。きれいな水道水をつくるため、濁った水をクリアにする画期的な凝集剤(*)を開発した会社が長野県の伊那谷にあります。この大明化学工業の福島社長にインタビューさせていただきました。
会社の各分野のエキスパートの方々のチームワークのよさ、それをまとめる福島社長の懐の広さ、温かい人柄を感じました。ぜひ記事をご覧ください。
(*凝集剤パックの詳細についてはこちらを参照 東京都水道局 トピック19回「水のにごり」 パックが使われています)

長野経済研究所「経済月報」<企業訪問 勁草を知る>
大明化学工業 http://www.taimei-chem.co.jp/
(記事イントロ文)
「水道水が飲める国は世界で13カ国だけだという。この無色透明のきれいな水道水をつくる技術で日本の水道界に大きな変革をもたらしたのが伊那谷にある大明化学工業だ。川の濁った微粒子を吸着・沈降させる画期的な凝集剤「タイパック」を開発し、売上を大幅に伸ばした。いまや凝集剤といえばパック(ポリ塩化アルミニウム)を示し、世界にも広がっている。現在ではパックを核として、アルミニウム化合物の技術を発展させ、鉄より強い部品研磨の自動化に利用される「アルミナ長繊維」など、次世代素材の開発に挑戦し続けている。その経営理念、今後の方向性を南箕輪村の本社で福島社長にうかがった。」
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なお、大明化学工業が東京都民の飲水を救ったという逸話の詳細はこちらをご覧ください。
伊那谷に輝いた化学工業の光【III】―「同時に2つの道を選べないのが人間の救い」大明化学工業(株) 取締役相談役 池上房男さん(92歳) 伊那毎日新聞
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「勁草を知る」とは…?
「中国の故事から「疾風(激しい風)の中でこそ勁草(強い草)がわかる」という意味の「疾風勁草」という熟語が生まれました。現在の経営環境は、まさに厳しい疾風のさなかにあるようです。その中で揺るがぬ経営理念のもとに、確固とした事業基盤に根を張り、真価を発揮している企業を紹介していきます」(編集部注より一部抜粋)

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