バンクーバー五輪が開会

 雄大なカナダの自然を強調して環境保護をうたい、先住民との融和をアピールする効果を狙った開会式。しかし、当日に起こったリュージュのクマリタシビリ選手(グルジア)の死亡事故が、セレモニーの色合いを微妙に変えた。この日の朝、悲報に接した大会組織委員会のファーロング最高経営責任者(CEO)は、すぐさま開会式の演出担当者にプログラムを適切に変更するよう依頼。冒頭に「今夜の式典をクマリタシビリ選手にささげる」とのメッセージを大型ビジョンで流し、カナダ国旗と五輪旗を半旗にして黙とう。苦渋の表情で行進するグルジア選手団に対し、総立ちの観客が拍手で迎えたシーンは厳粛さに満ちていた。同CEOは「困難な日だったが、スタジアムの人々の態度には誇りを感じる。演出もきっちりしていた」と語った。

 カナダ・バンクーバー冬季オリンピックが開会。開会式の前に練習中のリュージュの選手が死亡するという事故があり、波乱のスタート。開会式はあまり見なかったのだが、たまたま見た五輪旗入場シーンで、旗を持っていた一人がドナルド・サザーランドだった。サザーランドってカナダ人だったのか。

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 BSで放映していたのを見る。ジェームズ・ディーン主演、エリア・カザン監督の傑作。このころの映画は演出も演技も繊細だなあ。改めて見て、原作を読んでみたくなる。