ワールドカップ準々決勝、ドイツがアルゼンチンを粉砕

サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は3日、準々決勝の2試合を行い、ドイツがアルゼンチンを4─0で下し、準決勝へ進出した。
 試合は前半3分にトーマス・ミュラーが決めてドイツが先制。その後もドイツはミロスラフ・クローゼアルネ・フリードリヒの得点で加点すると、クローゼが自身のW杯通算14得点目、最多記録にあと一つと迫るゴールを挙げた。

 ドイツが早い時間に1点を先取するが、後半に入ると、アルゼンチンが猛攻。これを凌ぐと、ドイツが追加点。あとは、ただただドイツの強さが際立った。アルゼンチンも、メッシだけではどうしようもない。しかし、4対0の大差がつくとは思わなかった。ドイツは若いチーム。相手に先に点を取られた場合にどうなるのか、見てみたいなあ。ブラジルのようなことにはならないとは思うものの、わからないのがワールドカップだし。そこを凌ぐ精神力があるとすれば、これは今大会最強のチームかも。
 で、今大会屈指の好カードとあって、南アフリカのズマ大統領、ドイツのメルケル首相(G8の最中もテレビ観戦していたし、好きなんだなあ)のほか、セレブの観戦も目立った。テレビには、サングラス姿のレオナルド・ディカプリオの姿が映っていた。別のシーンでカメラがあたった美人は、シャーリーズ・セロンじゃあるまいか。セロンは南アフリカ出身。

ワールドカップ準々決勝、スペインがパラグアイをくだす

サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は3日、準々決勝の2試合を行い、スペインがパラグアイに1─0で勝利し、60年ぶりの準決勝進出を果たした。スペインは前半、押し気味に試合を進めながらも無得点。後半、相手のPKをGKイケル・カシージャスが防ぐと、直後にPKを獲得する。シャビ・アロンソが一度はネットを揺らしたものの、シュート直前にペナルティーエリアにほかの選手たちが入っていたとしてゴールは無効に。やり直しとなったPKも止められた。しかしスペインは後半38分、途中出場のペドロが放ったシュートがポストに当たった後、こぼれ球をダビド・ビリャが沈め、先制。この1点を守り切り、1950年以来のベスト4入りを決めた。準決勝では、この日アルゼンチンを4─0で破ったドイツと対戦する。

 パラグアイも粘ったが、スペインはやはり強かった。しかし、ドイツとあたった場合、どうだろう。今のベスト4の勢いを見ていると、オランダ対ウルグアイはオランダが勝ち抜け、スペイン対ドイツはドイツが抜けだして、1974年の西独大会以来のドイツ(当時は西独)・オランダ決戦となりそうな気が。そして、今回も最後に笑うのはドイツという気が8割、前回の雪辱を期すオランダが若いドイツを接戦で破るような気が2割というのが素人テレビ観戦者としての予想。