連休最後の日

あと30秒で、連休最後の日が終わる。このブログをアップロードするころは、明日である。
連休は、実家で論文原稿を修正する生産的な日々を送ったが、最後の日の今日は、朝から出勤し、研究室の学生が書いた学振の申請書原稿にコメントしたり、明日の研究計画会で発表する卒業研究生の相談にのったり、明日がしめきりの大学院説明会の資料を作ったりして過ごした。
大学院説明会の資料の作成に励んでいるとき、隣の部屋(サロンと通称されている部屋)では、二人の先輩が卒業研究生の相談に乗り、発表用のパワーポイントを見ながら、研究計画についてアドバイスをしてくれていた。ありがたいことである。
先輩の苦労をねぎらうべく、大学院説明会の資料作成にめどがついた時点で(夜10時すぎ)、秘蔵の「九州大吟醸」ブルーボトルを出して、ふるまった。冷蔵庫には、新潟から届いた山菜(こごみやうどなど)があり、持ち主のSさんが、天ぷらにしてふるまってくれた。
「九州大吟醸」は、まろやかで、飲みやすく、あっという間になくなった。つい、もうひとつの秘蔵品「どなん」まで持ち出して、一口含み、私は部屋に戻って大学院説明会の資料を完成させた。印刷が終わり、部屋を出た時点で、23時50分。終電は55分である。
サロンの面々は、絶対に間に合わないという顔で、私を見ていた。
実際には、間に合った。部屋を出て5分あれば、全力疾走しなくても間に合うことは、わかっている。プラットホームへの階段を降りているときに、終電が入ってきた。呼吸を整えながら、ゆっくりと終電に乗り、このノートPCを開いた。
サバティカルが始まってから、1ヶ月あまりが過ぎた。4月中旬までは、科学技術振興調整費のヒアリングや、昨年度の報告書作成に追われたが、4月下旬から論文執筆に時間が割けるようになった。手元には、6編の原稿がある。5月中にすべてを片付けるのは無理だろうが、目処はつけられそうである。