本読んだ。口コミ2.0 〜 正直マーケティングのすすめ

ふだんから何かとお世話になりまくっている3人による共著本です。若干宣伝の意味も込めて、紹介。

 

口コミ2.0

口コミ2.0

 

テレビCM崩壊に代表されるように、マス広告から口コミマーケティング、buzzマーケティングへの注目が集まる昨今。自分の身近な人が口コミ情報を信じて素敵な買い物をしていたり、あるいは自らがbuzzプロモーションの仕掛け役であったり、逆に知らずのうちにマーケティング戦略にのせられていたり。おもにネットを通じて、そんな経験を数多く持った著者らの体験談が詰まっています。

 

メインテーマはタイトルどおり口コミマーケティングの指南本になるわけですが、一通り読んでみると、話題はとても広範。buzzになるようなネタを織り込むノウハウ、マーケティング理論のこと、ブログ炎上について、オフラインイベント、などなど、かなり盛りだくさんです。

関西弁だらけの対談コラムが随所にありますが、これがまたいいかんじに話がとっちらかっていて。行間に書かれていない物事を創造しながら読み進めると、なんだか頭のなかでなにかが創発的に活発に回転していきそうです。

口コミマーケティングの事例がたくさん書かれていて、自分自身も知らずのうちに口コミの一翼を担っていた事例もちょろっと掲載されていました。ガリガリ君アイスキャンデーのネタ。

マーケティング全般に興味ある人、ブームの仕掛け人とかの裏側の話が好きな人、ネットコミュニティ運営に興味ある人、自分も身近なところからbuzzを起こしてみたい人、そんな方たちにとってとても良い本だと思います。


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