BLOOD TIDE

『50 Movie Pack - Sci Fi Classics』から、『Blood Tide』です。
日本でも『エーゲ海の伝説』というタイトルで出ましたが、出したのがミミビデオといえば、内容はご想像がつくでしょう。
ダース・ヴェイダーの声のジェームズ・アール・ジョーンズとか『アラビアのロレンス』のホセ・ファーラーとか、ちゃんとした俳優が出ているにも関わらず、非常につまらない映画です。
舞台はギリシャの島です。妹がそこに行ったっきり戻ってこないので兄夫婦が探しにきます。
妹はあっさり見つかりますが、なんだか地元の宗教にハマっていて、プレゼントとして渡された香水を頭にダーッとかけたりします。
で、この島には守護神がいて、人身御供を出さねばなりません。
その守護神というのはトカゲ系の怪獣ですが、頭と手しか作っていなかったらしく、出番は非常に少ないです。
まあストーリーはどうでもいいけど、最後にジェームズ・アール・ジョーンズが怪獣と一緒に自爆しておわり。
言葉の通じない異文化には恐怖を高める効果があるので、この映画でも島の子供たちが少女を取り囲んで人身御供の儀式をやるシーンなどは不気味なものがありますが、まあ別に見なくてもいいと思います。

THE WILD WOMEN OF WONGO


さらに『50 Movie Pack - Sci Fi Classics』から、『The Wild Women Of Wongo』です。
原始時代、とある島には美女がいっぱいいるウォンゴ村と、美男がいっぱいいるグーナ村がありました。
ちなみにグーナ村の女はピンヘッドすれすれだったり顔がえらく長かったりのブス揃いという設定です。
ひょんなことからウォンゴ村とグーナ村は交流を持つようになり、美男美女が接近し始めますが、第三勢力の猿男たちがウォンゴ村の女たちを拉致しようと乱入してきました。
さっき見たばかりなのに既に忘れかけていますが、最後は猿男たちを倒して、美男美女たちが繁栄を求めて進んでいくような感じだったと思います。
ウォンゴ村の女たちが「我々はドラゴン・ゴッドに仕える」と言っているので、怪獣が出るのかと思ったら、ただのワニでした。
彼女たちが水着姿でドラゴン・ゴッドに捧げる踊りが最大のスペクタクルとなっています。
なお、猿男というのはただの黒髪で体毛の濃い男に顔面ペインティングしただけでした。
控えめに言っても大変つまらない映画でした。