早起きをして、カーテンを開けると窓には水滴がびっしり…。
放射冷却で、ずいぶん冷え込んだようです。
日が昇る東の方角、「中央アルプス・木曽駒ヶ岳」から日が差し始めました。(6:45)
朝飯前に、ホテルからほど近い名勝、「寝覚めの床」に足を運びました。
花崗岩が浸食された地形…。何度見ても、目が覚めるような景観です。
JR中央線の線路の真下、湿った土手には「ツリフネソウ(釣船草)」が群生していました。
特徴のある形が可愛らしいです。「距(きょ)」が渦巻き状です。
今日、とっておきの見学地は、「赤沢自然休養林」です。
標高1,100m、そろそろ黄葉が始まっています。
空気は冷んやりと、木々は雨に洗われて一層美しく迎えてくれました。
青空には、ぽっかりと「八月二十一日」のお月さまが、浮かんでいます。
(9:16)
森林資料館を見学したり、ヒノキ(檜)製品や「百草丸」などのお土産を買ったり…。
そして、お目当ての森林鉄道に乗車しました。
ヒノキ板の乗車券には、意表をつかれました。香りを嗅ぎながら、車窓を楽しみました。
10数分で終点、帰りは川沿いに徒歩で下りながら散策しました。
「マルバノキ」が群生し、特徴のある花を着けていました。
個体差があって、早い物は紅葉が始まっていました。
近くに、「ヒノキ(檜)」や「アスナロ」の幼樹が芽生えていました。
「ソヨゴ」の木も見かけました。
伊勢神宮のご神木は、赤沢から切り出されます。
遷宮は20年ごとに行われます。
「昭和60年」ご神木跡も、しっかりと保存されていました。
ホテルに戻って昼食、解散となりした。
天候に恵まれて、充実した研修ができました。