謹賀、旧暦新年。春めきました。

旧暦、新年、年賀はがき。

旧暦、新年・丁酉年、おめでとうございます。
アジア諸国では、旧正月」・「春節と呼ばれて祝われます。
佐久地方には「濃霧注意報」、アメダス、最低気温は氷点下5.3度(5:30)、風が無くしっとりした感じがします。
『月と季節の暦』(制作室・志賀勝の使い初めです。
年賀はがきには、「この暦を活用して、お月さまと歳時に親しみたい」と、書きました。

この旧暦カレンダーは、21回目の発行です。
制作にあたった志賀勝さんが、「あとがき」に、次のように書いています。
〜特集には、月のリズムで営まれていたかつての歳時を回顧した前回の「歳時夢幻ー在りし夜の月」につづき、今も活発に脈動している月暦に基づく歳時を集めた「歳時滔々ーいま ここに月」を編集でき、ほんとうに幸いでした。
二年分の暦が、日本の歴史と現在の存在証明になっています。各月に、ふさわしい歳時を配列できたことも、作り手として信じられない気持ちでいます。
 執筆、制作に協力してくださった各地の〈月〉の会の皆さん、新たな欄「惑星と月遭遇表」の調査、制作に協力くださった長崎天文協会会長・松本直弥さん、そして編集・制作に今年も協力くださった穂盛文子さん、佐々木和宏さん、ありがとうございました。
 暦の1ページを飾る、歳時滔々 いまここに月の一部です。

日中は、穏やかに晴れたので、布団を干したり、窓を開け放ったりしました。

新聞連載小説、「愛なき世界」、昨日の続きから一部を引用します。
〜「これはまた、見事に育ちましたねえ。紅はるかですか」
「はい。この一角だけ、紅あずまですが」
 と諸岡は植え込みの隅を指す。「最近の学生は食べ物に困っていないからか、こんなに堂々とサツマイモの葉が繁っているのに、イモ泥棒がでないんですよ。食糧難の時代には考えられなかったことです」
(以下略)
「紅はるか」と「紅あずま」はスーパーマーケットに並び、自分も栽培した品種なので、説得力のある話です。
それと、イモ泥棒といえば、先日に借りた絵本・『いもさいばん』があります。
〜「いもは つちの なかで じぶんで そだったんじゃ ないのけ?」
「そう、 あめ ふって たいよう あびて そだったはずや」
「それとも あめや たいようも にんげんが つくったって いうのけ?」
 丹精込めて作った人間の物か、それとも自然・森の動物たちの物か?
 確かに、考えてしまいますね。
アメダス、最高気温は6.3度(14:40)、ぐんと春めいた一日でした。

 いただいた、手作りの入浴剤・「乾燥藤袴」のお風呂に浸かります。
うす茶色のお湯は、ほのかに香り、柔らかく感じました。