Animals as Leaders: Animals as Leaders

ヤバイバヤイ
交信頻度高めで行くと言っておいてさっそく5日も間が空いてしまった……。まぁネタないしなぁ。でもこのままじゃまたまたブログすっぽかしそうなので、あまり数はもってないですが僕が持ってるCDの紹介でもしようと思います。
記念すべき最初の1枚は、適当に棚から選んだこれ


2009
Animals as Leaders: Animals as Leaders

アメリカのギタリスト、Tosin Abasi(トシン・アバシ)が中心のインストバンドAnimals as Leaders(アニマル・アズ・リーダーズ)の1st

もともとはRefluxというバンドで活動していたトシンのソロプロジェクトのようで、このアルバムでは彼がギターとベースを担当し、ドラムとシンセはサウンドエンジニアによる打ち込みです。現在はギター2人にドラム、打ち込み担当という変則的な4人組で活動し、ライブも行っています。

で、アルバムの中身ですが…いや〜素晴らしいと思います。才能があるってのはこういうのを言うんだな。
ジャンル分けするとしたらジャンルはプログレメタル辺りになると思うのですが、メタルにありがちな暑苦しい感じはありません。それどころか、逆に清涼感さえ感じます。トシンは8弦ギターを使用しているのですが、クリーントーン時には8本の弦をフルに使ったコードやアルペジオを鳴らしています。また、所々に入ってくるシンセも絶妙なアクセントになっていて、これらがこの清涼感を引き出しているのでしょう。また、綺麗なクリーンパートだけが聴きどころじゃありません。トシンは弾く時にはこれでもかという位にピロピロしちゃってます。技術的には既に現役最強のレベルに達しているのではないでしょうか?(追記:ライブでは結構ミスがあるかも)メロディセンスもすばらしく、随所で歌心のあるフレーズが聴けます。その中にはフュージョン的な浮遊感のあるものもあり、彼が様々なジャンルを通過してきたことが感じ取れます。楽曲の構成も素晴らしく、曲は常に変化して緊張感があり、ダレることはありません。
どの楽曲も高い完成度を持っていますが、その中でもオススメをあげると、いきなり超人的な速弾きを見せつけられ、そのあとはメロディアスなギターに魅せられる"Tempting Time"、どこか切ない雰囲気の"On Impulse"、圧倒的なカオスと緊張感の"CAFO"、スピード感あふれる"Song of Solomon"あたりでしょうか。

様々な要素が高い技術とセンスによって絶妙にまとめられた素晴らしい1枚です。オススメ。