「コペルニクス的ばか者」 ヒューザーの提訴に横浜市長

http://www.asahi.com/national/update/0202/TKY200602020528.html

コペルニクス的転回」は聞いたことがありますが・・・。コペルニクスが馬鹿だったようにも聞こえ、コペルニクスが、あの世で「俺は馬鹿じゃないぞ」とつぶやいているかもしれません。
ただ、この言葉自体の意味はよくわからないものの、横浜市長の言いたいことはよくわかりますね。雰囲気は十分出ていると思います。

「代用監獄」存続容認 捜査・留置分離を法制化

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006020201003144

両省庁は関連法案を来月、国会に提出する方針。「拘禁2法案」が廃案となった1993年以降、行き詰まっていた未決者処遇見直しの法整備が進むことになる。

代用監獄問題については、日弁連が、長年、廃止を求めており、その存続を前提にした法整備が簡単に進むかどうかについては、容易に予想できないものがあると思います。
検事もやり、今は弁護士をやっている者としては、代用監獄のメリットもデメリットもよくわかるので、なかなか「こうすべきだ」という意見を出しにくいですね。

「刑法」(藤木英雄)

刑法

昨日、霞ヶ関弁護士会館地下にある書店へ行ったところ、オンデマンド版があったので、購入しました。はしがきから、藤木先生が亡くなったのが1977年で、来年で、逝去後、30年になることがわかりました。
私が大学に入学したのは1983年で、残念ながら、藤木先生の謦咳に接する機会は得られませんでしたが、その頃は、まだ亡くなって数年しかたっておらず、周囲の話などから、早世した天才刑法学者、というイメージを強烈に持ちました。また、藤木先生が司法試験を受験した際、出来が悪かったので途中で受験をやめたいと言うのを周囲が励まし最後まで受験したところ、1番で合格していた、という話も聞いて、すごい人だ、という印象を強烈に持ったことも覚えています。
上記の「刑法」を購入後、久しぶりに少し読んでみましたが、全然古さを感じず、書かれてある内容に納得できる点も多く、今なお藤木刑法は生きている、ということを改めて実感しました。
司法試験受験生や法科大学院生にもお薦めできる一冊だと思います。

<防衛施設庁談合>官製談合「全国で」 前審議官供述

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060203-00000008-mai-soci

特捜部の捜索は2日も続き、ハザマ、前田建設工業、国土総合建設、本間組の各本社やゼネコンの横浜、広島支店などに及んだ。今後、押収資料の分析を進め、対象工事の絞り込みを進める方針とみられる。

特捜部としては、徹底的に追及し、その過程において、贈収賄の良質な端緒がつかめれば、と狙っているのではないかと思います。
昨日、ちょっと用事があって東京地検特捜部の検事に会ってきましたが、廊下で、肩を落とした、元気のない、寂しそうな感じの初老の男性を見かけました。検事に徹底的に追及されているゼネコン関係者だったのかもしれません。

有希ちゃんの両親が手記 やさしかった子がなぜ…

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20060202/lcl_____tcg_____002.shtml

発生した事件(特に凶悪重大事件)の犯人を、早期に確実に検挙することが、国民の警察に対する信頼や犯罪抑止につながることは言うまでもありません。
栃木県警・茨城県警には、この事件の犯人を検挙し事件を解決できるかどうかが、今後、数十年単位で県民から信頼される警察として存続可能かの試金石になる、という覚悟で捜査に取り組んでもらいたいと思います。
栃木県・茨城県及び周辺の方々で、ちょっとしたことでも、この事件の参考になるのではないかと思われることがあれば、労を厭わず警察へ情報提供してあげてほしいと思います。

「栃木・茨城県警察合同捜査本部 殺人死体遺棄事件に関する情報提供のお願い」
http://www.pref.tochigi.jp/keisatu/hanzaisousa/hanzaisousa-imaiti.html

堀江前社長ら再逮捕へ 特別利益計上も粉飾

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060203-00000108-kyodo-soci

同社が企業買収を利用して還流させた自社株などの売却益を、本業と関係ない財産の増加を示す「特別利益」として決算処理したことについて「本来資本増とすべき金を特別利益に不正に分類、計上した」と判断。既に立件方針を固めている実質傘下企業との架空取引による利益水増しを合わせ、粉飾額は数十億円に上るとみられる。

堀江氏以外の共犯者は、容疑を認めているようであり、また、ゼネコン談合のほうも大規模捜査になりそうでもあり、ということで、一気に本丸へ突入、ということかもしれません。
この件が、立件、起訴されるようであれば、ライブドア上場廃止は確実でしょう。