“山口組の兵法”データを集め警察を知れば百戦危うからず?


http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007030734.html

捜査車両、捜査員の官舎や自家用車まで撮影してデータベース化―。指定暴力団山口組の警察に対する情報収集が活発化している。

こうした情報収集は、もともと篠田受刑者の出身母体である弘道会が以前から続けており、警察当局は、篠田受刑者が組長になって以降、山口組全体に拡大し徹底されつつあるとみている。

弘道会と言えば名古屋ですが、今から十数年前に名古屋地検で勤務した当時、上記のような話は既に耳にしたことがありましたね。
マフィアからの攻撃を避け、要塞のような家に住むイタリアの検事の話を本で読んだことがありますが、日本も、次第にそういった方向へと進むのかもしれません。

ネット詐欺が多すぎ、捜査が間に合わず!?――警察が密かに捜査対象の最低被害額を設定

http://www.japanjournals.com/dailynews/070306/news070306_4.html

eBay」英国支部のセキュリティ担当責任者ガレス・グリフィス氏が、上院委員会に訴えた内容によると、同サービス側が警察に捜査を依頼しようとしても、一定額以上の被害額でなければ対応はできないと言われるだけと指摘。利用者からは、被害にあったのは「わずか500ポンド(約10万円)」のラップトップ・コンピューターであったため、警察はまったく関心を示さなかったという苦情も寄せられたとされ、このような犯罪者が摘発されずにいる状況は、公共に深刻な害を与えていると主張。また、最低被害額は管轄警察署によって多少異なることも報告したとされる。

上記の最低被害額は、記事によると、1000ポンド(20万円余り)程度に設定されているようです。
日本の場合も、ここまで杓子定規の対応はされていないはずですが、被害額が少額であると、なかなか警察が積極的に動いてくれない、という傾向はあるようです。捜査機関としても、少額の財産犯の場合、全額被害弁償される可能性が高く、起訴されないことも多くて、放置しようとは思わないものの、取り扱いの優先順位として、どうしても後ろのほうへまわってしまう、という傾向はあるでしょう。事件に優劣はない、とはいえ、捜査機関の人員も限られていて、なかなか難しい問題だと思います。

2008年サミット、洞爺湖町が最有力候補地に

http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2007/03/06/20070306m_01.html

警察庁洞爺湖町で会場として想定されるリゾートホテルや周辺地域をすでに非公式に調査。ホテルには主要な会議や各国代表団を収容するだけの能力があり、人口密集地ではないため他の候補地と比べ、警備コストもかからないと判断した。幹部は「警備面では他候補地を圧倒している」と指摘する。

上記のホテルは、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050910#1126323563

でもコメントしたウインザーホテル洞爺だと思われますが、

http://www.windsor-hotels.co.jp/0601/hotel/main.html

施設は豪華そのもので、高台にあるため素人目に見ても警備はしやすそうでした。ホテルから洞爺湖や海も見え、周辺の環境も抜群です。
「バブルの遺産」と言えるホテルですが、サミットの舞台になれば、バブルで注ぎ込まれたお金が生きる、といった側面もあるでしょう。